ズールー族とは?同棲経験者が南部アフリカ最大勢力ズールーを徹底考察

南アフリカの部族ズールー族

南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。

南アフリカ共和国は、複数の民族で成り立つ国家であり、私の活動拠点となっているクワズールーナタール州は古くからズールー族が暮らしている地域です。

きたむ
きたむ
普段私が一緒に働いているメンバーもみんなズールー族です(服装は今どきの服装をしています)。

あたかも普通のように「ズールー族と一緒にはたらいています!」などと言っていますが、昨年までは、今こんな状況になっているとは思いませんでしたし、「マサイ族」やら「なんちゃら族」は、テレビで見るような自分とは関係のない違う世界の話よね、という感覚でした。

本記事では、日本の人々にあまり知られていない、そんなズールーの人々の言語や文化、祭事にを紹介していきたいと思います。

南アフリカ南東部を拠点とする世界最強民族『ズールー族』とは

ズールー族の王様のもとへ向かう

ズールー族の起源

ズールー族は、ズールー・マランデラからはじまったズールーナタール北部の一族である。

もともとズールー族は、中央アフリカと東アフリカに居住し、その後数世紀前に起こった「バンツ一族」の南アフリカに移住したヌグニ族から発祥。ズールー族は、南アフリカで最大の民族集団である。

ヌグニ語では、ズールーという言葉は『天国』または『空』を意味する。当時、この地域はヌグニ族のコミュニティや一族によって占有されていた。

 

9世紀にベトナム移民が南アフリカに到着したため、ヌグニのコミュニティはアフリカの東海岸に沿って移り住んできた。

 

ズールー王国の設立

引用:Wikipedia

ズールー族は、1818年にそのリーダーであるシャカ・ズールーの下で強力な州を形成した。ズールー王のシャカは大きな力を手に入れ、かつて部族の連合であった者たちをズールー覇権のもとにおさめ、堂々たる帝国に統一した。

イギリス(英国軍)との抗争

引用:Wikipedia

イギリスとの戦争が1879年に勃発。戦争中、ズールー軍は、Isandlwanaの戦いで銃などの近代兵器を持つ英国軍を敗北させた。なんと、ズールー軍は伝統的な「盾」と「槍」だけで、一度英国軍を打ち負かしたのである。その後、イギリス軍はウルンディの戦いでズールーとの戦いに勝利した。

きたむ
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銃を持ってるイギリスを、一度だけでも打ち負かしたズールー族。すごい。

この戦いの様子は、『ズールー戦争』というタイトルで映画化されており、一部の映像を下のYouTubeから観ることができます。

それしても銃を持つ相手に恐れず立ち向かっていくズールー族、勇敢すぎます!

自分が同じような状況だったら、堪らず逃げ出してしまいそうです。

ズールー王国のリーダー『シャカ・ズールー』はこんな人!

 

シャカ・ズールー 引用:Wikipedia

 

  • 仲間を殺された復讐として、殺した犯人の母を家に閉じ込めて、ついでにジャッカルとハイエナも一緒に入れた。翌日、そのまま家を全焼させた。
  • 勢力拡大させていこうぜ! ⇒ ライバル民族に勝利 ⇒ 敵の残党を仲間に入れる ⇒ より強大な勢力に
  • 正面から戦うんじゃなくて回り込んで戦った方が勝てるんじゃね? ⇒ 包囲戦術の確立
  • ヨーロッパ人?たまになら来てもいいよ。⇒ 技術力・知識を見せてみてよ ⇒ ズールーの方が優れてるじゃん!
  • 兄弟に暗殺される。
きたむ
きたむ
サディスティックな性格、戦術の改革、暗殺によって最後を迎える結末からして「ズールー族の織田信長」と言えるかもしれません。

ズールー族の母語は”クリックサウンド”で発音する「ズールー語」

ズールー族の伝統的な衣装

ズールー語は、公用語である南アフリカで最も広く話されている言語。南アフリカの人口の半数以上が第1言語で9百万人以上、第2言語で1500万人以上の人がそれを理解することができる。ズールー族の多くの人々は、南アフリカの11の公用語の中から、アフリカーンス語、英語、ポルトガル語、ツォンガ語、ソト語などを話す。

アパルトヘイト時代等の含めて年代によって、話せる言語が異なることを同僚から聞きました。中国系の企業が南アフリカに進出してきたときに、中国語(マンダリン)の言語教育もおこなわれていたため、年配の同僚でマンダリンを話せる方々もいます。

きたむ
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そして、私にとってこのズールー語がとても興味深いのは、独自の発音『クリックサウンド/吸着音』があることです。

クリックサウンドとは、舌打ちのような音で『チッ』『ポコンッ』などいくつか音の種類があり意味もそれぞれ異なります。

ズールー語とは?~クリックサウンドの発音を持つ南アフリカの民族言語~
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驚愕せよ!これが、アフリカ南部最大勢力ズールー文化だ!

ズールー族のスティックファイティング

ズールー式ハント(狩り)

伝統的にズールーの人々は、主に牛の飼い主や農家であったが、衣類や道具のために動物の皮を、糸のための腱を、貿易のための象牙や魔法のための器官を使って野生の食糧を狩り集めた。

歴史的には、猟犬は軍隊のように扱われ、槍や盾、ライオンとゾウを狩りし、柵で捕えらえていた。狩りの後、ズールーの人々はライオンとゾウの心と目を食べた。 これらを食べれば、恐怖や絶望を克服するのに役立つと信じられていた。

男性は象牙を得るために象の狩りを、女性たちは農場で働き家事。

経済活動がうまくまわるように生活が設計されていたようです。近隣のモザンビークで暮らすポルトガル人とも貿易を行っていたそうです。

きたむ
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貿易のための移動手段として、牛が使われていました。モザンビークはお隣の国とはいえ、そんなに近くはないはず。牛で向かってどれくらいかかったのだろう。。

ズールー族の伝統的な衣装

ズールー族男性の伝統的な衣装

カメラに近寄ってくるズールー族の少女たち

儀式や文化的なお祝いのための伝統的なものと、日常的な使用のための現代的な洋服化されたものの両方を着用している。

女性は独身か、婚約しているか、結婚しているかによって、服装が異なる。男性用の衣装は皮のベルトを身に着け、前と後ろに垂れ下がっている2本の皮がついている。

きたむ
きたむ
男性が着用している皮の服は、牛がレオパードの皮でできているものが一般的。ワイルドすぎる!すぎちゃんもびっくり。

牛がキーポイント!?ズールー族の結婚事情

ズールー族のナンパの様子

伝統的にズールー族の女性たちは大人になるための訓練を受けた。訓練の後、女の子は自由に自分のパートナーを選ぶことができた。女性たちは、カラフルなビーズを使用して、また求愛のために男の子に手紙を書いた。 ズールー族は、数日にわたって結婚式をおこなっていた。結婚式では、特に牛を屠殺していた。

結婚する場合、男性は結婚する女性の親に11頭の牛(または相当のお金)を差し出さなければなりません。この文化は今でも残っています。

牛の値段は、一頭につき8,000ランドから10,000ランド(日本円で約65,000円~85,000円)。

金額は牛のサイズ、性別によって変わります。が、決して安くはないですね。。

きたむ
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牛のサイズや性別や分割払いにするか等は、全て男性と女性側の親との交渉(ネゴシエーション)によって決められます。

ソト族とズールー族の結婚前の交渉の場に同席してみた
南アフリカの民族・ソト族とズールー族の結婚前交渉の場に同席した話南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。 南アフリカ共和国にいて驚くことが多々ありますが、その一つが・・・ 文化!! ...

ズールー族の祭事(処女ダンスとも揶揄されるリードダンス)

「処女ダンス」と揶揄される「リードダンス」とは?

ズールー族の祭事の一つ、リードダンス。

ズールー族の処女たちが集められ伝統的な衣装で踊る』というもの。

ズールー文化では、一夫多妻制が根付いており、王が新たな妻を選ぶために行われていました。

きたむ
きたむ
なにやら、すごい文化的なイベント…!ぜひいってみたい!!

ズールーの文化や伝統を体験できる観光スポット、その1

ズールー族男性の伝統的な衣装

今や普段の生活の中で、その伝統的な衣装をまとったひとたちを見ることは難しいですが、ズールー族の文化やダンスを体験できるスポットがあります!

「アフリカ民族の文化を体験したい!」「少し変わった観光をしてみたい!」「ズールー族だいすき!」という方に、おすすめの観光スポットです!

詳しくは以下の記事で紹介しています。

ズールー族男性の伝統的な衣装
民族体験!南アフリカでズールー族の文化を体験できる観光スポット~PheZulu Safari Park~南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。 南アフリカ共和国の最大勢力ともいわれるズールー族をご存知でしょうか。 h...

ズールーの文化や伝統を体験できる観光スポット、その2

ズールー族のスティックファイティング

ここではズールー族の戦い方「槍投げ」「スティックファイティング」を体験できます!

ズールー族の伝統的な造りの家に泊まることもできちゃいます。

ズールーファンには堪らないこの施設!以下の記事で紹介しています。

ズールー族のスティックファイティング
南部アフリカ民族ズールー族とスティックファイティングで対決してきたよ南アフリカ在住のきたむ(wakajps)です。 このブログでは私の愛するズールー族の文化や伝統、言語(ズールー語)をいくつか取り上...

さいごに

【南アフリカ】2018年のズールー族「リードダンス」の開催日が決定!

ズールーの人々の言語や文化、祭事について、本記事にまとめました。

調べていく中や同僚にヒアリングをして思ったのは、『ズールー族の人々は自分たちの歴史や文化に高く誇りを持っているということ』。

そして、銃などを持った英国軍に一度は打ち勝ったというエピソードが印象的でした。めちゃくちゃ強すぎ!

記事タイトルにもしましたが、ズールー族はもう世界最強民族でいいんだと思う。

ズールー語とは?~クリックサウンドの発音を持つ南アフリカの民族言語~
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アフリカではたらくフリースタイルジャパニーズ |三度の飯と写真|87年生の伊豆下田育ち→大学職員人事→ 南ア現地NGOでICT・マイクロファイナンスを軸に活動中|キリマンジャロ登頂|スマホ歴12年|旅行14カ国|仕事7カ国|<プロフィール詳細>

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