ズールー族と同居していた、きたむ(wakajps)です。
リードダンスというと、スワジランド/エスワティニのリードダンスが有名。
実は、南アフリカ共和国の民族ズールー族でも、同じように「リードダンス」が開催されます!
そして、今年2018年の開催日が決定しました!!
ズールー族の処女が踊る「リードダンス」とは?
Zulu girls # virgins the Zulu mornach Zwelithini Invites u to attend the Reed Dance(umkhosi womhlanga) on 6-10 September 2018. pic.twitter.com/QrMS7R7obv
— Nongcebo (@Nongceb64320905) 2018年8月25日
リードダンスは、王への忠誠、王の新しい婚約相手を探すイベントとして、今もなお受け継がれている伝統的なイベントです。年に一度、毎年開催されています。
「ズールー族の処女が一か所に集められ、裸に近い状態で踊るイベント」として、知っている方もいるのではないでしょうか。
1万人を超えるズールー族の女性たちが、リード(葦)を持ち、伝統的なカラフルなビーズアクセサリーを身につけて踊るのが特徴的なイベントです。
また、女性ならではの病気への対処法を伝授する機会、としても認知されています。
参加資格は処女であるということ。厳しい地区では、処女であるかのテスト、チェックを行うこともあるようです。
ズールー族のリードダンスの2018年の開催日が決定!
6 to 9 September uMkhosi Womhlanga 2018, Enyokeni Royal Palace KwaNongoma #reeddance18 pic.twitter.com/WDttVtQCsj
— KZN Arts & Culture (@ArtsKZN) 2018年8月26日
上のツイートによると、2018年の開催日は、9月6日~9日までの計4日間。
なお、「社会的な困難は避けるべき」と、平日にあたる7日の開催日は学校に通っていない人が参加、翌8日(土)は学校に通っている女性が参加、となるように配慮されているようです。
場所は、ノンゴマ(Nongoma)というエリアにある、王宮の前で開催されます。
ノンゴマは、南アフリカ共和国クワズールーナタール州の東に位置しています。
最寄りの国際空港からは、車で5時間ほどかかる田舎の奥の方。土地勘がないと辿り着くことが難しいので、行きたい場合は、現地ツアーに参加されるのが良いと思います。
ズールー族「リードダンス」を観に行く現地ツアーがある!
国際空港のある都市、ダーバンから出発する現地ツアー(終日)があります。
金額はR650(≒5,200円)。
昨年までのズールー族「リードダンス」の様子・写真
#TBT A look back at this year’s annual Umhlanga Reed Dance last weekend where Zulu girls gather to celebrate their virginity! #HeritageMonth pic.twitter.com/8yVFD7ffGR
— INDONI SOUTH AFRICA (@IndoniSAfrica) 2017年9月14日
Thousands of young women dance for the Zulu king during the Reed Dance, which celebrates virginity pic.twitter.com/ELl5HHom4D
— AFP news agency (@AFP) 2017年9月10日
#ReedDance Thousands of Zulu maidens have gathered at the eNyokeni Royal Palace, Nongoma for the annual Reed dance pic.twitter.com/ZtnmSit91O
— Khatija Nxedlana (@its_KhaTija) 2016年9月10日
Good Morning #Africa The Zulu Reed Dance (Mkhosi woMhlanga) a cultural event kicks off in KwaZulu-Natal,South Africa pic.twitter.com/DVpgAA4qUN
— This Is Africa (@ThisIsAfricaTIA) 2016年9月9日
文化・伝統が「性的なコンテンツ」とされてしまうことについての議論
このリードダンスは、女性の胸部が露わになっているのが特徴的です。
SNS上では、その写真や動画が「性的なコンテンツ」「不適切なコンテンツ」とされ、現地南アフリカ人の議論を呼んでいます。
アフリカの文化が、GoogleやSNSで”性的な描写を含むコンテンツ”として制限されていることなどに対しての動画が話題に。”自分の文化がインターネットで制限されるべきものに指定されている”というのは計り知れないものがあるだろうな… https://t.co/CtrJ7utk5n
— きたむ@南アフリカ🇿🇦 (@wakajps) 2018年3月9日
それでもこうやって伝統的な文化が引き継がれていくこと、議論されることに意義があるのだと、私は感じています。
言語や文化、民族が多種多様な南アフリカで、自分自身のルーツ、アイデンティティを感じる重要な機会にもなっている、そう信じています。
