【訪れるべき】アパルトヘイトミュージアムで南アフリカの歩みを知るということ

【訪れるべき】アパルトヘイトミュージアムで南アフリカの歩みを知るということ

きたむ(wakajps)です。

南アフリカ共和国の歴史を語るうえで、アパルトヘイト(人種隔離政策)は切り離すことができない歴史上の出来事で、南アフリカ国内だけではなく、全世界中の人々が知っている政策の一つではないでしょうか。

本や映画でアパルトヘイトに関する情報を得ることもできます。それでも、アパルトヘイトミュージアムは、より深く南アフリカの歴史に触れることができる場所だと思いました。

 関連記事  【マンデラ】南アフリカ共和国が舞台の映画作品一覧【アパルトヘイト】

トリップアドバイザーでは、ヨハネスブルグの観光スポットランキングで堂々の一位。観光・旅行でヨハネスブルグにきたら、ぜひ訪れたいスポットですね。

そんな南アフリカはヨハネスブルグにある、アパルトヘイトミュージアム(博物館)に観光してきたので、写真つきでレポートしていきます。

ヨハネスブルグにあるアパルトヘイトミュージアムに訪れてみた

ヨハネスブルグのサントン市内からアパルトヘイトミュージアムへ。

アパルトヘイトミュージアムに訪れてみた

サントンからは少し距離があり、車で20分ほどかかりました。

入場料を支払い、アパルトヘイトミュージアムへの入り口へ向かうと二つの入り口が。

黒人用、白人用にわけられた入り口

黒人用、白人用にわけられた入り口

実はこの入り口は、非白人(有色人種)用、白人用で隔てられています。聞いたことがある人もいると思いますが、アパルトヘイト(人種差別政策)が施行されていた当時は、公共交通機関やトイレなどあらゆる場で差別がおこなわれていました。

渡されたチケットは「非白人(有色人種)」「白人」のどちらかになっているので、渡されたチケットをみて入場していきます(どちらから入場しても問題はありません)。

アパルトヘイト時代の看板

アパルトヘイト時代の差別看板

入場したすぐのところに看板が並べられています。表記は英語とアフリカーンス語。

アパルトヘイト時代の差別看板

上の写真では、「このタクシー乗り場は白人用です」と書かれています。

アパルトヘイト時代の差別看板

PRETORIAは南アフリカの首都の一つ「プレトリア」。

 関連記事  南アフリカの首都はどこ?全部で3都市!ヨハネスブルグではありません

Non-whitesと書かれているので、黒人向けの駅であることがわかります。

有名なガンジーも「南アフリカのピーターマリッツバーグで列車に乗っていたところ人種差別にあい、列車を降ろされた」という話もあります。

 関連記事  南アフリカ・クワズールナタールの州都ピーターマリッツバーグとは

アパルトヘイト時代のID(国民カード)

アパルトヘイト時代のID(国民カード)

Blankeはアフリカーンス語。英語でBlank≒white=白人という意味です。

IDに人種が刻印されていることもですが、この文字だけが赤字で書かれて強調されていることには驚きを隠せないですね。

アパルトヘイト時代のID(国民カード)

こうした当時のIDがたくさん並べられています。

顔写真つきで展示されているので、何か訴えかけるような強い視線のようなものを感じました。

南アフリカ共和国ヨハネスブルグにあるアパルトヘイトミュージアムに観光

そして、これより先の展示はカメラ撮影禁止となっていたため、以下かんたんなテキストのみで説明します。

ほかに展示されていたもの

  • アパルトヘイトの全貌がわかる説明(テキスト)
  • アパルトヘイト中の(衝撃的な)映像やインタビュー
  • アパルトヘイトに対する世界中の反応
  • ネルソン・マンデラの生い立ち~経歴~功績に関するもの
  • 処刑場
  • 当時使用されていた武器

など、です。

アパルトヘイトに関するミュージアムとしてはおそらく国内最大級。圧倒的な展示物の量を前に、約3時間近く滞在していました。

南アフリカの歴史を知っていくということ

南アフリカ共和国ヨハネスブルグにあるアパルトヘイトミュージアムに観光

アパルトヘイトそのものについては、関連の書物を読み知識として頭にはいっていたつもりでしたが、アパルトヘイトミュージアムでみた映像があまりにも衝撃的でした。

それは「もう見たくない」というものではなく、本当にこれが南アフリカで起きていたことの?と目を疑うものでした。

アパルトヘイトが撤廃されたのは約20年前。それほど昔のことではありません。頭で理解していても「映像が実在していた事実」を信じることが難しかったです。

アパルトヘイトミュージアムに訪れた当時は、南アフリカ人(ズールー系)と仲良くなりきっていたころでした。彼とは家をシェアしていたので生活も共にしていました。

 関連記事  ズールー族とは?同棲経験者が南部アフリカ最大勢力ズールーを徹底考察

それでもアパルトヘイトのことに関しては、気になってはいながらも、そのことについて話すきっかけはありませんでした。

このアパルトヘイトミュージアムにいったことにより、「行ってきたよ」と伝えるきっかけができ、彼からはたくさんの話をしてもらいました。当時のこと、今に続くことなどなど。

南アフリカ共和国ヨハネスブルグにあるアパルトヘイトミュージアムに観光

知っていけば知っていくほど表にはでていないようなエピソードもどんどん出てきます。そして、白人や黒人、またレイシストから話を聞くかどうかでも、話の内容ががらっと異なるのがアパルトヘイト。

そして現在では、南アフリカの白人たちの生活も少しずつ変わりはじめている様子も感じ始めています。

 関連記事  南アフリカ共和国の白人たちの生活の現状・実態は?~中都市編~

話を聞けば聞くほど、知っていけば知っていくほどアパルトヘイトの輪郭がわからなくなってきます。ポジティブな話もあれば、ネガティブすぎて真っ黒な話も。でも、聞けばみんな話をしてくれます。

 関連記事  アパルトヘイトが廃止され23年が経った、南アフリカ共和国の現在

私は実際に経験していないのだから容易に理解することは難しい。しかも日本という単一民族の国からやってきた私にとっては。だけど、知ることがまずは第一歩なのだと。

南アフリカ共和国ヨハネスブルグにあるアパルトヘイトミュージアムに観光

そんなきっかけを与えてくれたアパルトヘイトミュージアム。観光スポットとして有名ですが、旅行で訪れる方だけではなく、できれば長期滞在される方に訪れて欲しい場所だなぁと思います。

以上、きたむ(wakajps)でした。

 関連記事  【マンデラ】南アフリカ共和国が舞台の映画作品一覧【アパルトヘイト】

ABOUT ME
きたむ
アフリカではたらくフリースタイルジャパニーズ |三度の飯と写真|87年生の伊豆下田育ち→大学職員人事→ 南ア現地NGOでICT・マイクロファイナンスを軸に活動中|キリマンジャロ登頂|スマホ歴12年|旅行14カ国|仕事7カ国|<プロフィール詳細>

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!