南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。
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次期予算案の確定に向けて動いている最中の南アフリカですが、中期発表で「生理用品の税率を0%にする」と発表されました。
予算が発表され南アフリカで「税率ゼロ」となる商品が明らかに。
・生理用品
・パン粉
・ケーキ粉低所得者を対象にした政策で施行は来年4月から。なお、税収は12億ランド減となる見通し。https://t.co/9GKliHEPac
— きたむ@南アフリカ🇿🇦 (@wakajps) October 25, 2018
2019年の4月から南アフリカで税率ゼロとなる対象

財務大臣ムボウェニが演説のなかで、以下の対象を非課税扱いにすると発表。
- 生理用品(サニタリー・パッド)
- パン粉
- ケーキ粉
税率ゼロとなるのは来年4月から。
景気後退が不安視される中、国民に歩み寄った政策といえるのではないでしょうか。
【現在】南アフリカ共和国で税率ゼロ対象のモノ

2018年10月時点、南アフリカですでに非課税の扱いとなっている商品もあります。
- ブラウンブレッド
- メイズ粉
- サンプ
- ミリ・ライス
- 乾燥ミリ
- 乾燥豆
- レンズマメ
- サーディン缶
- ミルクパウダー
- デイリー・パウダー・ブレンド
- 米
- 野菜
- フルーツ
- ベジタブル・オイル
- 牛乳
- カルチャー・ミルク
- 全粒粉
- 卵
- ピーナッツ・豆類
このリストからわかるのは、主に低所得者が主食とする商品と関係とあるものがほとんどであるということ。とはいっても、栄養価でみても満遍なく配慮されているのが好印象です。
食べ物以外に新しく設定された「生理用品」

今回新しく追加になる生理用品。これは周辺の国、海外に対しても効果的なアピールになるかもしれません。これから広がりをみせていったら良いですね。
一方で、税率ゼロ項目を増やすことによって、12億ランドの税収減が見込まれるとのこと。今年から税率が1%あがっていること鑑みて、考える必要がある必要があるかもしれませんが。
「生理用品」は、所得関係なく女性なら必要となるものの一つ。税金による性差がなくなりつつ、税金以外でも社会的にみんなが過ごしやすい環境が整っていくことを願います。
以上、きたむ(wakajps)でした。