南アフリカ共和国の現地NGOで活動しています、きたむ(wakajps)です。
南アフリカの有名な食べ物・料理っていうと何が思いつきますか?
南アフリカの料理やご飯は実は日本では馴染みのないものがほとんど。でも、アフリカの国の食事って気になりますよね!?
この記事では、知られざる南アフリカの食文化、グルメを紹介していきます!
お肉料理多め&飯テロ注意です!
南アフリカのグルメ、トップを飾るのはこれ!「パップ」

プレートの上に色々とのっかっていますが、右上の白い物体が「パップ」です。
パップは、メイズと呼ばれるトウモロコシを乾燥、粉末状にさせて、水とこねたものです。南アフリカ人(黒人系)の主食として親しまれています。
南アフリカ共和国だけではなく、ザンビア、ジンバブエ、タンザニアなどみられる、アフリカを代表する食文化ですね。(名称はシマ、サザなど国によって異なります)
野菜は焼かずに肉しか焼かない!南ア式バーベキュー「ブライ」

続いて、南アフリカ式バーベキュー「ブライ」。
野菜は焼かずに、牛肉、豚肉、鶏肉、とにかくあらゆる肉を焼いて食べるスタイルです。焼いた肉はペリペリソースと呼ばれる辛いソースをつけて食べるのが一般的です。
ブライの食文化については、以下の記事でくわしくまとめています。

南アフリカ・アフリカーンス系の食文化といえば「ポイキ(ポジェコ)」
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主に白人系(アフリカーンス)の食文化であるポイキ(Potjie)。
南アフリカでは、文字通り「小鍋料理」と訳されるポトジェコスは、屋外で調理される料理です。
伝統的に、17世紀にオランダから南アフリカに持ち込まれたダッチオーブンから派生した、丸い鋳鉄製の3本脚の鍋で調理され、南部アフリカの人々の家や村で見られます。
日本の鍋のように野菜やお肉がしっかり煮込まれているので、日本人にとっても、おいしく食べられる料理の一つです。
ポット(鍋)で煮込まれるのですが、そのポットはアンティークのような独特な形をしています。インスタ映えしそうな外観も◎。
卵をベースにしたひき肉料理「ボボティー」
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卵の代わりにチーズが使われることもあるボボティー(Bobotie)。
ボボティーは、卵をベースにしたトッピングで焼いたスパイスひき肉で構成される南アフリカの有名な料理です。
南アフリカに旅行にくると、ホテルのバイキングでは必ずといってほど、ボボティーが登場します。それほど南アフリカ人にとって馴染みの深い料理。
ケープマレー料理のお菓子「クックシスター」
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クックシスター(Koeksister)は、シロップまたは蜂蜜を注入した揚げ生地で作られた伝統的なケープマレー料理のお菓子。
ケープタウンのカラフルな家が並ぶエリア、ボカープの路上で売られていることもあります。

超巨大ソーセージをワイルドに食らう!肉料理「ブルボス」

超巨大ソーセージ「ブルボス」。
これほどまでに大きなソーセージ、見たことないですよね?
しかもぐるぐる巻きになっているのが特徴的。
インド文化からやってきたカレー系「バニーチャウ」

食パンにカレーを詰め込んだ「バニーチャウ」。
バニーチャオとも呼ばれていますが、発音はバニーチャウに近いです。このバニーチャウは、インド文化からやってきたものです。
インド系移民が多いダーバンで売られているのをよく見かけます!

マレー文化からやってきたお手軽グルメ「サモサ」

ケープ・マレー料理として有名な「サモサ」。
外はパリッとした食感で、中身は中に詰まったジューシーなお肉を楽しめます。ケープタウンの人気の観光スポット「ボカープ」の露店で販売されています。
観光客向けに、サムサを作るお料理教室が開催されているようです!

ビールのおつまみにもお土産にも…!「ビルトン」

個人的なお気に入り「ビルトン」。
ビルトンは、南アフリカ式ビーフジャーキーといったところでしょうか。おつまみ的な存在です。
牛以外にも、クドゥ、ダチョウといったゲームミートが使われていることも。アフリカ感でてますね。
お酒屋さんやスーパーマーケットなどで、手軽に購入することができます。

リーズナブルで美味しい「南アフリカ産ワイン」

品質が良くてお値段も優しい「南アフリカ産ワイン」。
どれぐらい安いのかというと、ボトルワインをコーヒー一杯分の値段で買うことができます。値段はピンキリですが、安いものであれば300円をきるワイン銘柄もあります。
ケープタウンに訪れた際はワイナリーツアーへの参加をおすすめします!

南アフリカでしか手に入らない!?「ルイボスティー」

女性がよろこぶ要素がつまった「ルイボスティー」。
アンチエイジング・美肌・妊活・むくみ・冷え・アトピー・ダイエットなどに効果があるそうです。ちなみにルイボスというのはアフリカーンス語。
そしてこのルイボスティーの元となるルイボスの植物は、南アフリカでしか採ることができないのだそう。
さいごに

文化や言語、人種の多様性にあふれ、彩の国といわれる南アフリカ共和国。
同じように、食生活、食文化も多様です。
南アフリカに訪れた際は、ぜひ”舌”でも南アフリカを味わっていただきたいですね!
以下、虫画像が含まれるため閲覧注意。
南アフリカの一部の田舎ではモパネワームという毛虫を食べる地域があります。気になる方はこっそりと以下の記事を見てみてください。

南アフリカ情報のあれこれ
観光・旅行の基本情報、よくいただくご質問をまとめました。
- 旅行時の荷物・持ち物
- ホテル・宿予約(ケープタウン・ヨハネスブルグ・ダーバン)
- SIMカードとレンタルWiFI
- コンセント・変換プラグ
- クレジットカードを使おう
- 南アフリカでのチップ
- 気温・気候と服装
- 南アフリカのグルメ
- 南アフリカの公用語
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