南アフリカ共和国在住のきたむ(wakajps)です。
ツイッター上で、とあるツイート受けて、
「そういえば南アフリカのIT系職種の人材市場ってどうなっているんだろう?」
と思い、南アフリカの大手求人サイトで調べてみました。
南アフリカの求人サイト、IT系職種の求人が多めで月収50万円近くのがごろごろ。100万円超えるのもちょいちょい。需要高まってる。https://t.co/QGNypocUe5
— きたむ@南アフリカ🇿🇦 (@wakajps) 2018年6月3日
うえのツイートをしたところ大きな反響が。
おそらくは、海外での就職・転職を考えている方や、アフリカでのビジネスに興味のある方、ITエンジニアの方の目にとまったのかなぁと。あとは、アフリカでIT系の仕事で、こんなに給料もらえるの!?と。
せっかくの機会なので、南アフリカのIT系職種の求人内容を紹介していきたいと思います。
本当に南アフリカで月給50~100万円も稼ぐことができるのか?

南アフリカ共和国の最大手の求人情報掲載サイト(Careers24)で、実際に求人を見ることができます。
南アフリカの通貨は、南アフリカランドで通称南アランドと呼ばれています。
2018年6月時点のレートで1ランド=8.7円。ランドは「R」で表記されます。
上のスクリーンショットは、IT×月給48万ランド(417,600円)の検索条件で検索した画面。検索結果は、604件。
決して少ない数ではないと思います。条件の良い求人であれば、「南アフリカで年収1,000万円!」というのも夢ではない話ですね。
ちなみに勤務地は、大都市であるケープタウン、ヨハネスブルグに集中しています。
関連記事 南アフリカの首都はどこ?全部で3都市!ヨハネスブルグではありません
南アフリカ共和国でIT系ってどういう仕事があるの?

IT系と言っても幅広いですよね。
南アフリカで最大手の求人情報掲載サイト(Careers24)で、ささーっと求人をのぞいてみたところ下のような条件の募集が多くかかっていました。
C#, .Net Framework 3.5 & above, SQL, ASP.NET, WCF, HTML, CSS, PHP, WordPress(CMS), Dreamweaver, SEO対策, SNSマーケティング, Photoshop, Illustrator, After Effects
必要条件として、うえに書いたスキルに対して「4~6年以上の経験が必要」ということが書いてあったりもします。(もしかすると、それ相応のスキルを持っていれば、厳密に経験年数を満たしていなくてもいいのかもしれませんが。)
アフリカといえど、日本と求められていることはそんなに変わらないのではと思います。
特に南アフリカの都市部、ヨハネスブルグやケープタウンは、アフリカのなかでもトップクラスの経済都市。物価の観点からも「あれ?日本より高い?」と思うこともしばしば。
あとは、特に書かれていませんが、公用語の一つである「英語」は必須のスキルです。
関連記事 南アフリカ共和国の公用語とは?世界で最も多い11言語を持つ彩の国
南アフリカでの求人に書いてある募集条件(スキル以外)
南アフリカの求人で、条件として書いてあることが多いのは、以下の三つ。
- タイムマネジメントをすることができる
- 締め切りを守ることができる
- コミュニケーション能力がある
一つ目、二つ目は、日本の求人ではあまり見ることはないですよね。
日本と比べると、南アフリカは「時間に緩さ」があるのはたしか。
締め切りに緩かったり、朝の遅刻が目立ったりも。あとは、「三連休前の平日は終業時刻まえに帰ってしまおうぜ!」、そんな流れもあります。ただし、終業時刻はきちんと守ろう!と割と都合の良い時間の流れになっています。笑
日本人にとっては、あまり意識しなくとも、この”タイムマネジメント”はクリアできそうな気がしますよね。
南アフリカは仕事環境だけではなく、生活環境に恵まれている?海外移住もアリ!?

ヨハネスブルグの治安を心配する声は多いと思いますが、近年ではだいぶ改善されてきたように思います。
治安に関する情報は、こちらの記事でまとめています(【2018】現在の南アフリカ・ヨハネスブルグの治安・危険度を徹底的に考察)。
ケープタウンは、海沿いで山に囲まれた恵まれた自然環境と、近代的な都市の側面を持っている魅力的な街。世界の住みたい街ランキングでも毎回ランクインするほどとか。
確かに訪れてみると「一度、住んでみたいなぁ」と思わせる雰囲気があります。インターネット上でも、旅人からそんな声が上がっているのを見かけることができます。
関連記事 【海外】外国人が南アフリカに移住・滞在する三つの理由【おすすめ?】
南アフリカへの移住をすご~く推進するわけではありませんが、選択肢の一つとして考えてみてもアリかもしれませんね。
お金がすべてではないので、くれぐれも慎重に。
関連記事 アフリカでICTスキルを測定するワークショップを実施!内容と流れは?