フォトグラファーのきたむ(wakajps)です。
先日、OurPhotoさんの審査を通過し無事にフォトグラファーの認定をもらいました!うれしみです。
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さて、この記事ではSONY純正のフルサイズ対応Eマウント単焦点レンズ「SEL85F18」を作例・サンプル付きでレビュー評価していきます!
「SEL85F18」は買いのレンズ?
「SEL85F18」でどんな写真が撮影できる?
と「SEL85F18」の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
SONY純正フルサイズ対応単焦点レンズ「SEL85F18」とは

「SEL85F18」のスペック・仕様表
名称 | FE85 mm F1.8 | |
---|---|---|
型名 | SEL85F18 | |
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●35mmフルサイズ | |
焦点距離(mm) | 85 | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 127.5 | |
レンズ構成 (群-枚) | 8-9 | |
画角 (APS-C) *1 | 19° | |
画角 (35mm判) | 29° | |
開放絞り (F値) | 1.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 9 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.8 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.13 | |
フィルター径 (mm) | 67 | |
手ブレ補正 | – (ボディ側対応) | |
テレコンバーター (1.4x) | 非対応 | |
テレコンバーター (2.0x) | 非対応 | |
フードタイプ | 丸形バヨネット式 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 78 x 82 | |
質量 約 (g) | 371 |
「SEL85F18」の特徴
- シャープな描写と柔らかいぼけを生かし、ポートレート撮影を手軽に楽しめる大口径中望遠単焦点レンズ
- 高速・高精度で静かなフォーカス駆動
- カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンなど操作性も充実
- 防塵・防滴に配慮した設計
SONY単焦点レンズ「SEL85F18」の外観
「SEL85F18」開封の儀
箱

レンズ(フードなし)


レンズ(フード付き)


「SEL85F18」をα7IIIのボディに装着してみた図



上の写真では、フードをつけているので少し大きくみえてしまいますが、本体は小さい&軽量なのでとても取り回ししやすいです。
レンズにはフォーカスロックボタン、AFとMFの切り替えスイッチがついています。この価格帯のレンズでこのスイッチがついているのはありがたいですね。
SEL85F18で撮影した写真(作例とサンプル)
ポートレート向きと言われている「SEL85F18」ですが、参考になればと思い色々なシチュエーションで試し撮りしてみました。
ボディはα7III。レタッチなしの撮って出しです。
ランドスケープ(風景)




植物・自然



動物



ポートレート(人物)

開放F1.8でなめらかにボケてくれるSEL85F18はポートレートに適したレンズ。
瞳AFにも対応しており、オートフォーカスの動作もなかなかの速さです。SEL85F18で撮影したポートレート写真は下の記事で紹介しています。
関連記事 【雨の日】東京国際フォーラムでポートレート撮影!写真と作例【OK】
関連記事 【α7III】単焦点レンズでフィルム風に撮影したよ【レタッチ方法も解説】
F(絞り)値を変えて撮り比べしてみた(比較検証)
「SEL85F18」のF値は1.8~22まで。広いです。
「どれくらい違いがあるのか?」を検証するために、開放値から順に撮り比べてみました。
開放F1.8

F3.5

F4.5

F7.1

最小F22

焦点とピントの境界がきれいなので、個人的に気に入っています。
開放F1.8で見事なボケを作れるのは「SEL85F18」の大きな魅力かと。
「SEL85F18」と他の単焦点レンズとの比較
「きれいにボカして撮れるポートレート用のレンズが欲しい」が思い調べてみたところ、このSEL85F18のほかに、「SEL55F18Z」と「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM」が候補にあがりました。
SEL55F18Zとの比較
SEL55F18Zのメリット
- 価格が割と安い(8.5万円)
- 開放F1.8の明るいレンズ
- 色の発色が好み
- 軽量・コンパクト
SEL55F18Zのデメリット
- 55mmなので個性のある写真が撮れるか怪しい
SIGMA 135mm F1.8 DG HSMとの比較
135mm F1.8 DG HSMのメリット
- オリジナリティのある写真が撮れる
135mm F1.8 DG HSMのデメリット
- 価格が高い(12万円)
- 重量が重い(1kg以上)
- 取り回しが微妙?(焦点距離135mmをうまく扱えるかどうか)
最終的に購入したのはこの記事で書いている「SEL85F18」。決め手は、焦点距離は上記二つの中間、価格が一番安い!という点でした。
「写りは価格相応なのかな…」と最後の判断に迷っていたところ、下で紹介するプロカメラマンの評価が良かったことも決め手でした。
【参考】プロカメラマンのレビュー・評価
かんたんにいえば、プロカメラマンの評判は「値段の割に性能がいい(コスパが良い)」です。
以下、二人のプロカメラマンのレビュー。
ジェットダイスケさん
「あれ?高いGMレンズとそんなに違わない?」と思わず漏れてしまったジェットダイスケさん。たくさんの作例つきでレビューされています。(ダイスケさんの奥様はじめてみた!)
光の魔術師 イルコさん
ポートレートといえば!のイルコさんもイチオシ。SONYの純正レンズで一番良いのでは!?という評価。
実際に使ってみた私のレビュー・所感
ここがGoodな点
- ボケがきれい
- 軽い・コンパクト
- オートフォーカスがはやい
ボケがきれい
開放F1.8でボカすと背景に何が写っているかわからないレベルになりますが、ピントがあった部分との境界線がきれいで気に入っています。
玉ボケは、玉の中に年輪がないのでキレイな玉ボケを作れます。
軽い・コンパクト
重量は371グラム。
めちゃくちゃ軽いので取り回しが良いです。ポートレート撮影で動き回るときにも苦にならないレベルですね。
オートフォーカスがはやい
他のSONY純正レンズより、オートフォーカスが早く合う感じがします(あくまで体感ですが..)。
このあたりはジェットダイスケさんも言及されているので、気になる方はチェックを。
ここがうーん…な点
焦点距離85mmに慣れる必要あり
これは完全に慣れ、かつ個人的な問題ですが、「ここに立って撮影する!」というときに、少しばかり後ろに下がる必要があります。
要は、このレンズを使うと思っていたよりもズームが効いているわけです。
55mmの焦点距離でちょうど良い場所に立ってしまう癖がついていることが原因ですね。ささっと後ろに下がればだいたいの場合は解決できますが!笑
以上、SONYフルサイズ対応単焦点レンズ「SEL85F18」をレビューしました!
購入前は、SEL55F18Z、SIGMA 135mm F1.8 DG HSMと比較して、迷いに迷い検討したものの、「コスパの良いポートレート向きの明るいレンズ」として購入して満足しています!
価格も安定している(値崩れしていない)ので、気に入らなければ中古売却して元金を取り戻すという手もありかと。自分の目で確かめてみることが大事ですね。
【おまけ】SEL85F18のアクセサリー
レンズフード
レンズフロントキャップ
レンズリヤキャップ
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