南アフリカ在住のきたむ(wakajps)です。
南アフリカのケープタウンは、自然に恵まれ発展した都市で、世界的に有名な観光地として知られています。
観光スポットは、テーブルマウンテン、ウォーターフロント、喜望峰、ボルダーズビーチ、ボカープ、ワインナリー巡り、海水浴、ロベン島(ネルソン・マンデラが収容されていた刑務所)など、魅力的な見どころが場所がたくさん!
日本からツアーも出ていますが、航空券(チケット)手配から宿の予約まで自分でおこなってしまえば、かなり安く済ませることができます。
今回の記事では、格安でケープタウンの見どころ満載のスポットを4泊5日でまわる観光・旅行ルート(モデルコース)を紹介します!
【1日目】無料のウォーキングツアー(歴史ツアー)

植民地時代や奴隷時代に使われた歴史的な施設を視察するツアー。所要時間、1時間30分。
伝統的な建築物を眺めているだけでも十分楽しめることができますが、歴史的な背景を知りながらまわってみるとより理解が深まると思います。

アフリカの中でも屈指の発展を遂げる南アフリカですが、植民地時代や奴隷時代など困難な時代を経て今を迎えています。
ツアーの中では、奴隷の人々が収容されていた施設もまわります。
【1日目】無料のウォーキングツアー(ボカープ)

そして、次のおすすめしたいのがカラフルでポップな建物が特徴的なボカープ(Bo-Kaap)。
ガイド付きのツアーでまわることができます。所要時間は、約2時間。

シグナルヒルの麓にあるボカープは、1760年代にケープ・マレーとして築かれ、奴隷してやってきた人々が賃貸が並ぶエリアでした。
これらの人々はマレーシア、インドネシア、アフリカの他の国々からケープにやってきた人々でケープ・マレーシアとして知られていました。
こちらも無料のガイド付きツアーがおすすめで、解説してもらいながらボカープの街並みを歩くができます。
ツアーでなくても訪れることができますが、治安が心配な方は、ガイドがついていたほうが安心できると思います。

このツアーに関する詳細は以下の記事にまとめています。

【1日目】夕食(レストラン)
初日は、ボカープからそのまま向かえるレストランでケープ・マレー料理がおすすめ!
このボカープの中心地にBiesmiellah Restaurantというマレー料理を取り扱うレストランがあります。
他にもレストランはありますが、高いクオリティで食事を楽しみたいなら歴史あるこのお店をおすすめします。
アフリカというとTheアフリカ!な料理をイメージしてしまいますが、南アフリカは奴隷時代や植民地時代を経験した過去があり、多様性にあふれかえっています。
そういった歴史からケープ・マレー料理として親しまれ、南アフリカの代表的な料理の一つとして認知されています。
Biesmiellah Restaurantの以下の地図から確認できます。
【2日目】南アフリカ産ワインを嗜む、ワイナリツアー!

次にオススメしたいのが、ステレンボッシュにあるワイナリーをめぐる終日のツアー。
南アフリカ産ワインは、酸化防止剤等の薬品使用が少なく身体にも優しく、フェアトレードワインの割合も世界一な最高のワインなのです。
そして、ケープタウン市内を少し離れ、ステレンボッシュというワインの産地の雄大な景色を楽しむことができます。

ワイナリーツアーの申し込み方法、行程などの詳しいことは、以下の記事にまとめています。

【2日目】食事(レストラン)

なぜアフリカまで来て!と思われるかもしれませんが….あえて『ラーメン屋』をおすすめしたいと思います。
ケープタウン市街から少し外れたところにある、Down Town(ダウンタウン)というラーメン屋。

気になるお味は、ご自身でお試しください….!
お店への行きかた・メニューなどの詳細は、以下の記事でまとめています。

【3日目】ボルダーズビーチ(Boulders Beach)

なんとアフリカで、かわいいアフリカペンギンを見ることができてしまうスポット。
ほとんどのペンギンは、ぼーっとまっすぐに立って日向ぼっこをしています。目を細めた表情が特にかわいい!

私が訪れた1月初旬は、産卵のシーズンなのか卵を温めているペンギンを見ることができました。
3月になると小さい子を連れた親子連れのペンギンを見ることができるそうです。
ペンギンを見ることができるボルダーズビーチは、以下の記事で詳しくまとめています。

【3日目】喜望峰(Cape of Good Hope)

喜望峰も世界的に有名な歴史的なスポットの一つですね。大西洋とインド洋の2つの大海が出会う岬、喜望峰。
500年近くも前にヨーロッパから航海士が訪れただなんてロマンがありますよね。
灯台に登るのと、ハイキングコース入り口付近にある対面の崖に行くのも忘れずに!とても風が強いですが、海沿いの綺麗な景色を見ることができます。

このボルダーズビーチと喜望峰は市街から約40km以上離れているので、他の観光スポットと比べてやや行きにくい場所に位置しています。
そこでオススメしたいのがBaz busというツアー会社がおこなっている現地のバスツアー。
このボルダーズビーチ、喜望峰の他にも、途中の景色のよい場所でサイクリングを体験できます。食事やガイドもついてお得。出発当日は、宿泊先の前まで迎えに来てくれます!
申し込みはBaz Bus(ツアー会社)のHPから可能で、料金は、790ランド(約7,110円)。
【3日目】食事(レストラン)

南アフリカをはじめとするアフリカ各国の料理を堪能することができるゴールドレストラン(Gold Restaurant)をおすすめします!
南アフリカ共和国(ケープマレー含む)、モロッコ、アルジェリア、ザンビア、ナミビア、ガーナ、タンザニア(ザンジバル含む)、エジプトの料理を楽しむことができます。

食事を楽しんでいるとホールの隅の方から雄たけびが…..!と思ったら、ショーの開始の合図。
ホールの端の方からアフリカの伝統的な衣装をまとった人たちが、陽気な音楽に合わせて歌いながら前方のステージにあがっていきます。

ゴールドレストランの予約方法などの詳細はこちらの記事でまとめています。要事前予約です!

【4日目】テーブルマウンテン

ケープタウン(Cape Town)の観光スポットとして有名すぎるテーブルマウンテン。
ケープタウンの象徴的な存在でもあります。ケープタウンに来たら絶対に一度は行きたいスポット!
テーブルマウンテンとは?
テーブルマウンテン(英語: Table Mountain、アフリカーンス語: Tafelberg)あるいはテーブル山は、南アフリカ共和国西ケープ州のケープ半島北部にある山。約3kmに亘り山頂がほぼ平坦なことから名づけられた。
垂直に切り立った崖が特徴の山で、テーブルマウンテン国立公園を形成している。頂上にはロープウェイやハイキングで上れる。

テーブルマウンテンに登るには、ロープウェイ、ハイキングの二通りの方法があります。
ロープウェイに乗るには、チケットの購入が必要です。
テーブルマウンテンへの行き方、チケットの購入方法は以下の記事でまとめています。

【4日目】南アフリカとネルソン・マンデラの歴史を辿る「ロベン島」

ネルソン・マンデラが27年もの間、収容されていた刑務所の跡地を巡るツアー。
ロベン島は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ロベン島の建物の用途はハンセン病患者の隔離施設や精神病院、国防訓練基地などとして時代と共に変わりましたが、この世界遺産が最も有名なのは、反アパルトヘイト運動の活動家たちが政治犯として収容された刑務所としてです。
ここに何年も投獄されていた人種的抑圧反対運動の指導者たちは、アパルトヘイト後の南アフリカに向けた構想を練っていました。家族や友人と引き離され投獄されたネルソン・マンデラやウォルター・シスル、ターボ・ムベキ、アーメド・カスラダ、ロバート・ソブクウェといった人々は、鋼のように強い意志を持った英雄でした。彼らの新たな時代への希望は決して揺らぐことはありませんでした。ユネスコ世界遺産委員会は、この地を、その「人間精神の勝利」の地として世界遺産に登録しました。
刑務所内を案内してくれるのは、当時、犯罪者として扱われ実際にこの刑務所にはいっていた元囚人。
ゆっくり丁寧な語り口で、食事、生活の内容、仕事の内容など当時の様子をお話してくれます。

このロベン島に行くには、ウォーターフロントから出航しているフェリーのチケットが必要です。
人気のあるツアーのため、少なくとも3日前にはオンラインで予約しておくことをお勧めします。(一日に数回の出航)
ロベン島への行き方、チケットの購入方法、その他の詳細は以下の記事にまとめています。

【4日目】食事(レストラン)

海に囲まれたケープタウンで過ごすなら新鮮な魚介類を!
おすすめなのは、Codfather Seafood & Sushiというレストラン。1998年オープンしたレストランでケープタウンでも約20年の歴史を持つ、有名なレストランなのです。

お店はテーブル席、バーカウンター、店内の奥の方には回転寿司のバーがあります。
クーラーケースに入った新鮮な魚介類を自分でセレクトし、調理してもらうことができるので、気になった魚や貝をオーダーしてみる面白さもありますね!

私が行ったときは満席で30分ほど店内で待たされましたので、あらかじめ公式Webサイトで予約しておくことをおすすめします。
お店はキャンパスベイに位置しており、ケープタウンの中心地からはUberで約15分です。
【5日目】グリーンマーケットスクエア(Greenmarket square)

お土産を購入するのであれば、ケープタウン市内の中心に位置するグリーンマーケットスクエアがおすすめです。
南アフリカの工芸品を購入できることができます。
ケープタウンではグリーンマーケットスクエア以外でも、各所でお土産を探すことができます。
お土産探しをするためのスポットや、南アフリカの名物を以下の記事で紹介しています。

【5日目】食事(レストラン)

ケープタウンには有名な寿司食べ放題のお店「アクティブ寿司」があります。
正直なところ、クオリティはそこまで高いわけではありませんが、お腹いっぱいお寿司を満喫できます。
アクティブ寿司の詳細は以下の記事でまとめています。

もしまだ日程に余裕があるなら、ぜひ観光・旅行したいケープタウン観光スポット
海、山、街の絶景がたのしめる『ライオンズヘッド」

ライオンズヘッドは、ケーブルカーがないので徒歩で登るしかありませんが、片道1時間ちょっとで気軽にハイキングできる小高い丘。

サクッと行ける!人気の絶景ポイント「シグナルヒル」

テーブルマウンテンやライオンズヘッドとならんで、シグナルヒル(Signal Hill)もケープタウンの有名なランドマークの一つ。
シグナルヒルはケープタウンの市街、海より標高が高い場所に位置しているので、360度のパノラマで絶景を楽しむことができます。

アフリカ屈指のリゾート地「キャンプスベイ」

ケープタウンのビーチといえば「キャンプスベイ」と呼ばれるくらい、有名なスポットです。ケープタウン市内からアクセスが良いのも魅力的(行き方は後述)。
地元の南アフリカ人にも人気の観光スポットで、特に年末年始のシーズンは観光客や地元の人たちで混み合います。
関連記事 【ケープタウン】キャンプスベイ|アフリカ屈指のリゾート地!【写真】
ケープタウンおすすめのホテル・宿

南アフリカで生活していると、遊びにやってくる友人からは、「ケープタウンでおすすめの宿は?」「安全な宿・ホテルはどこ?」とよく聞かれます。
ケープタウンでは、立地など安全面に配慮したケープタウンの宿・ホテルを確保するのがポイント。
おすすめの宿・ホテルを以下の記事で紹介しています。

ケープタウン空港から市内に移動する方法

シティバスやタクシーなどの交通機関がありますが、一番おすすめしたいのはUber(ウーバー)を使う方法。
安く早くタクシーを手配し、スムーズに市内まで向かうことができます。安全に移動する方法としてもオススメです。
使い方は、手持ちのスマホでアプリをインストールし、アプリでは目的地を設定して、タクシーをリクエストするだけです。下の記事でくわしく解説しています。

ケープタウン国際空港の無料Wi-Fiスポット

ケープタウン国際空港では、複雑な手続きいらずで無料でWi-Fiに接続できます。
接続手順などは以下の記事で紹介しています。

南アフリカ、ケープタウンのWiFi・SIMカード事情

ケープタウン市内のレストラン、ゲストハウスでは、WiFiを使える場所が多いです。
SIMカードが必要な場合は、ケープタウン国際空港や市内で購入することができます。
南アフリカ共和国のSIMカード・料金プランについて、以下の記事でまとめています。

ケープタウンの治安・危険度は?

ヨハネスブルグやケープタウンの都市をはじめとして、インターネット上では「南アフリカは治安が悪い」という情報が溢れています。
「実際にはどの程度の治安なのか?」
いま入手できる最新の統計とデータにもとづいて、現在のケープタウンの治安・危険度を考察しました。
あわせて、観光・旅行するときに知っておくべきことを以下の記事で紹介しています。

さいごに

以上、ケープタウンの見どころをご紹介いたしました!
それぞれの観光スポットの中心に位置する、ご紹介した宿、または付近の宿(ループストリート、ロングストリート付近)を拠点に移動されると効率的に旅行できると思います。
観光客の多いケープタウンですが、治安の関係で夜の外出(徒歩移動)はおすすめできません。
食事などで、夜に外出する場合は、ウーバーで移動することはおすすめします。日中に観光スポットに移動する場合にも、手軽に使用できるウーバーが圧倒的におすすめ!
関連記事 【ケープタウン】交通手段はUberとTaxifyが圧倒的おすすめ【タクシー×】
以上、南アフリカ在住のきたむ(wakajps)でした。
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