青年海外協力隊『小学校教育』の活動内容/給料/合格倍率(動画つき)

アフリカの子供

世界では今、6,100万人の学齢期の子どもたちが学校に通えず、7億7,500万人もの人々が基本的な読み書きができません。

教育は人々の人生の可能性を切り拓き、豊かにするための基礎ですが、途上国では教育を受ける機会が少なく、質も十分ではありません。

学校に通えたとしても学力の向上に結び付かず、結果として留年や中途退学につながるケースも多いのです。

青年海外協力隊「小学校教育」は、途上国の人々がより質の高い教育を受けられるように、学ぶ機会を提供したり、教員の指導力改善や教科書・教材の不足に対応する役割が期待されています。

なお、青年海外協力隊「小学校教育」になるためには、英語力等の選考(書類、面接)に合格する必要があります。

青年海外協力隊 職種「小学校教育」とは

「小学校教育」の活動(仕事)内容

活動を大別すると、主に以下の通りです。

・小学校で同僚教師とともに授業を行う

・県などに配属され、傘下の学校を巡回指導する

・教員養成校で教員の育成をサポートする

派遣地域ごとに以下のような指導科目の傾向がありますが、配属先によって期待される活動は異なります。

・中南米:算数
・東南部アフリカ:算数・理科など
・西部アフリカ:音楽・体育・図工など
・大洋州:算数(ミクロネシアなど)や珠算(トンガ)

 

青年海外協力隊「小学校教育」隊員には何が必要か?

小学校教諭免許があると望ましいですが、以下の方々も歓迎です。

・異校種の教員免許を持つ方 (英語や社会、音楽・体育・美術、幼稚園教諭、特別支援など)
・ボランティアやアルバイトで科目指導を行った経験のある方

単科指導の要請もありますが、できれば複数科目を指導できると幅広い活動を行うことが出来ます。
教員養成校や同僚教師に指導を行う活動では、小学校の現場で教えた実務経験が役立ちます。なんと言っても「子どもたちが好き!」という気持ちが大切です。

 

「小学校教育」の要請(仕事)内容の例

【配属先概要】

1)受入省庁名(日本語)
基礎教育省

2)配属先名(日本語)
ハンチ小学校

3)任地( ハンチ ) JICA事務所の所在地( ハボロネ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 9.0 時間 )

4)配属先の規模・事業内容
ハンチ小学校は、ボツワナ国の首都ハボロネから約800km離れたハンチにある初等教育校である。同小学校には、1学年から7学年までの児童約700人が在籍し、ボツワナ国が定める基礎教育課程を学んでいる。月曜日から金曜日まで7時から14時まで授業が行われ、放課後は、教員や地域住民の有志が集い、児童に対して、サッカー、バレーボール、陸上競技など課外活動が行われている。2017年から韓国人ボランティアが赴任し、算数の授業を指導している。また、これまで、本該当校へのJICAからの援助が行われた実績はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景
ボツワナ国の初等教育過程は、該当する就学児童に対して無償で提供され、就学率も90%以上と他のサブサハラ地域の国に比べて高い。しかし、国際数学・理科教育動向調査によれば、ボツワナの理科、算数の学力は国際標準の平均以下となっており、児童の習熟度に大きな課題を残している。
ボツワナ国の基礎教育省は、初等教育課程で学ぶ児童の理科・算数の基礎学力低迷の課題を認識しており、これら課題を克服する一助として、JICAボランティアによる教育現場における直接的な指導を通した児童の学力の向上を目的として本該当校への青年海外協力隊派遣の要請が行われた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 在校する児童に対して、理科と算数の授業を行う。(指導学年に関しては、赴任後、配属先と協議の上決定する)
2. 現地にある簡素な器材や材料を用いて、児童に対して、科学実験の演習を行う。
3. 放課後に行われているサッカー、バレーボールなど児童の課外活動を現地指導者と共に指導を行う。

3)ボランティアが使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、黒板、課外活動で利用している学外の非公式サイズのサッカー場(土グランド)

4)配属先同僚及び活動対象者
教員数:15名
同僚教員の学歴は、初等教育専科もしくは学士課程を修了している。
同校には、算数、理科専門の教員が1名配置されている。
在校学年:1から7学年
在校児童:約700人(1クラス45名前後)

5)活動使用言語
英語

6)生活使用言語
英語

JICAホームページ要請・職種情報(小学校教育)から現在募集中の要請の一覧を見ることができます。

 

「小学校教育」の活動(仕事)内容の動画

 

 

 

 

 

青年海外協力隊「小学校教育」職種の合格倍率の推移

  2016秋 2016春 2016秋 2017春 平均
小学校教育 1,65 1,41 1,88 1,56 1,62

人気職種の小学校教育の近年の合格倍率の平均は1.62でした。

平均1.62人に一人が合格しているという計算になりますね。

 

「小学校教育」の給料と待遇

青年海外協力隊は、『ボランティア=無償で働くの?』といったイメージから、私もよく友達からその給料や待遇のことについてよく聞かれます。

厳密には、『給料』としてではなく『手当』として、派遣前から任期終了の期間について一定の金額が支給されることになります。

なお、職種には関係なく、派遣される国によって支給される額が異なります。

以下の記事で、『青年海外協力隊の給料と保険 / その他待遇と諸制度』について、詳しく紹介しています。

青年海外協力隊の給料と待遇
【まとめ】青年海外協力隊の給料と保険/待遇と旅行制度JICA(国際協力機構)がおこなう青年海外協力隊=海外ボランティア事業。 『ボランティア=無償で働くの?』といったイメージから、私...
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きたむ
アフリカではたらくフリースタイルジャパニーズ |三度の飯と写真|87年生の伊豆下田育ち→大学職員人事→ 南ア現地NGOでICT・マイクロファイナンスを軸に活動中|キリマンジャロ登頂|スマホ歴12年|旅行14カ国|仕事7カ国|<プロフィール詳細>

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