南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。
これまでに外国人と付き合ったことがあります。いわゆる国際恋愛ですね。
外国人と付き合ってはじめて気がついたこと、良かったなと思ったことを思い出しながら、綴ってみたいと思います。
そもそも外国人の彼女との出会いのきっかけは?どうやって知り合ったのか。

六本木のクラブ、バーで知り合いました。
当時は東京ではたらいていたので、仕事帰りに六本木に寄るか…という感じで六本木に入り浸っていました。
下心むき出しで「いざ六本木へ!!」というよりかは、当時は英語の勉強のために六本木に通っていました(嘘に聞こえるかもしれませんが)。
というのも、ちょうどそのとき海外出張の案件がいくつかあり、語学力を鍛えたいな、と語学力を上げる方法を探していました。とは言っても家で机に向かって勉強する…もくもくと座学で勉強するのは苦手だとわかっていました。
それで、お酒を飲みながら”たのしんで”自由にトークできる六本木に行こう!と思い立ったわけです。
六本木には、少なからず日本に興味があって六本木に来ている人が多いです。なので、話す力を鍛えるには絶好のチャンスです。相手も日本語を練習したい、友達を作りたいという人もいるわけです。
実体験として、六本木のクラブは英語を学ぶうえでよい環境だと感じています。
最近では、街コンが流行っていて、街コンの国際交流パーティから外国人の友達を作ることもできそうですね。共通の趣味があると話も弾むと思います。
東京以外でも、宮城(仙台)、千葉、愛知(名古屋)、静岡、大阪、福岡でイベントが開催されているようです。地方在住者でもチャンスがありますね。
少し話が脱線してしまいましたが、私の場合は、六本木のクラブで知り合い、意図せず、後に外国人の彼女ができました。
これは後になって当時の外国人の彼女から教えてもらいましたが、クラブやバーでは「外国人の彼女を作りたい!」「英語を教えてほしい!」という雰囲気をかもちだした日本人に声をかけられることが多かったようです。
ただし、外見や”英語が話せる”という外的な要因でしか見られないことが多く、あまり心地よく思っていなかったようです。「外国人の彼女がほしい」というのも、言われてみれば、その相手の本質や中身を度外視してしまっているように聞こえますよね。
Googleの検索候補で「外国人 彼女 作り方 出会い方」といったキーワードが上位に出てきますが、そういった日本男児はご注意あれ。
外国人の彼女ができて良かったなと思うこと

スコットランド人(スコットランドとドイツのハーフ)の彼女ができました。付き合った期間はちょうど一年ほどです。現在は別れています。
「良かった」と思ったことより、どちらかというと”気づきを得られて良かったこと”に近かったかもしれません。
異なる文化や宗教を知り、”違い”を理解し尊重すること

スコットランド人の彼女の親は牧師だったため、彼女自身、キリスト教の信仰が厚い人でした。
真面目なキリスト教信者は、日曜日に教会にいき礼拝をします。それは聞いたことがあったので理解することができました。
そして、「そういった交渉」もきちんとした関係性がないとできない、と初めてに話を聞きました。
私自身は無宗教であったため、その話を聞いたのは初めて。焦っているわけではなかったので、その言葉を素直に受け止めましたが、宗教によっては厳しかったりするんだなぁと今までにない経験をした瞬間でした。
知識としてはあっても、実体験として自分が当事者となると、その重みや理解することの大切さを感じます。
対等という意味で本音で話すことができる関係性

これは人の性格にもよる部分はありませんが、日本人と比べると、本音で話をしてくれる印象が強かったです。
良いも悪いもきちんとストレートに伝えてくれていました。それによって自分も本音を伝えやすかったように思います。
極限まで耐えて抱え込んで…というのが日本人の性格では多いのではと思いますが、そうではなかったので、爆発することなく対等な関係で話し合うことができました。
私自身「溜め込まれること」にこれまで違和感があることがあったので、そういう意味で、その当時の彼女とは付き合いやすかったです。ただ、ダメだを言われることに慣れていないひとはちょっと辛いかもしれません。
語学力(英語)が向上した

スコットランド人の彼女は日本語の勉強をしていたので、50:50で英語と日本語を話そうと取り決めをしていました。
とはいっても、普段のLINEのやりとりから英語、電話も英語、実際に会っても英語を使うので、付き合う前と比較して、英語を使う時間が確実に増えました。
あとは、外国人と至近距離で英語で話す、という観点でもとても良い訓練になりました。
リスニングもですが、伝えたいことを咄嗟に伝えるための英語が出てくるようになったと思います。当初は苦労しましたが、彼女は日本語をそれなりに話すことができたので、その当時はかなり助けてもらいました。
逆に彼女が日本語でなにか伝えようとしていて、でもうまく言葉にできない場合は、自分からフォローしたりお互いに支えあいました。
「お互いに協力しえあえる関係性って良いものだなぁ」と、わかりやすく感じ取ることができる体験でもありました。
「外国人として日本で過ごすこと」の本音を聞くことができた

良い面の話を聞くこともできますが、ネガティブな側面も聞きました。
スコットランド人の彼女は、いわゆる「金髪の青い目で高身長」というTHE外国人だったので、電車に乗ったとき、道を歩いているときの日本人からの視線が強かったようです。
そんな彼女が言っていたのは「アウトサイダーとして生活することの大変さ」。
よくよく彼女の話を聞いてみると、道を歩いていると「あ、あの人かわいい!」と言われたり、通り過ぎても振り返ってジロジロ見られたことが多々あったようです。
日本にやってきた当初は新鮮に感じていたので、それほど不快な思いはしなかったそうです。
ですが、だんだんと日本の生活にも慣れてきたのに、いつまで経っても特別扱い、外の人間扱いされることに不快を感じ始めた、と教えてくれました。
当時、私はその言葉をすぐに理解することはできませんでした。
南アフリカにやってきた今、自分がまさにそのアウトサイダー。彼女が言っていたことをふと思い出すタイミングは何回かありました。
まさに彼女が言っていたことを身をもって経験しているのだと思います。
大事なのは外見、国籍、言語ではなく、パーソナリティ

彼女が言っていた言葉です。
「大事なのは外見、国籍、言語ではなく、パーソナリティ」
今考えると「あなたのことをちゃんとみていますよ」ということを伝えたかったのかもしれません(照れる)。
個人的な解釈としてさらにいえば、仮に外見、国籍、言語で相手を選んだとしたら、相手にとって失礼に当たる可能性も高いです。
個人的な経験からではありますが、日本人よりも外国人のほうが人の中身を見ていて、大事にしていると思います。
外見からだけでは、”信頼”という関係性を気付くうえで大事な要素を手に入れることはできません。信頼を手に入れられるのは、中身があってのこと。
これに気がついてからは、日本人も外国人も大きくは変わらないと思っています。同じ日本人でも外見が違えば、中身の性格も異なりますよね。
広くいえば、「外国人」という言葉以上の隔たりがなくなったように思います。
冒頭にも書きましたが、最近では、街コンが流行っていて、街コンの国際交流パーティから外国人の友達を作ることもできそうですね。共通の趣味があると話も弾むと思います。
東京以外でも、宮城(仙台)、千葉、愛知(名古屋)、静岡、大阪、福岡でイベントが開催されているようです。ALT(英語の先生)として地方に来ている外国人も増えてきているので、地方在住者でもチャンスがありますね。
(続編を書きました👇)
関連記事 【なにが大変?】外国人(白人女性)の彼女と付き合って苦労したこと3つ
興味深く読まさせていただきました。
パーソナリティーという結論に同意です。私もそう思います。相手をどれだけ理解して尊重し合えるかが大切ですよね。
アウトサイダーの件は、私の彼も言っていました。どこに行ってもアウトサイダーとして見られます。日本語を話せなければ、日本では出来ることが限られると嘆いていました。
Mariさんコメントありがとうございます。共感していただいて光栄です。
外国人の方が過ごしやすい場所になってくれたら何よりですよね。良い面でもそうでない面でも”日本人は日本人という同一視が強い”と思っていて、変わっていくには時間がかかることだと思っています。
私の場合、付き合っていた期間が長かったわけではないので、また時間が経つにつれて、もっと気が付ける部分はあるのかもとも思っています。
またお話を聞かせていただけるとうれしいです。