南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。
ツイッターのタイムラインを眺めていて流れてきたこのツイート。
今日のセミナー参加者(諸国の外国人)が見ている「日本人と一緒に働くいいこと」と「日本人と一緒に働く難しいこと」のリスト。 pic.twitter.com/BXFkNgRksY
— ロッシェル・カップ (@JICRochelle) 2018年8月31日
私自身、ふむふむと思いつつ、思い当たることがありました。
そして、思ったのは、この「ポジティブ面」「チャレンジ面」をイチバン伝えたほうがいいのは、これを読めまない層なのではないかということ。
というわけで、この外国人からみた「日本人と一緒に働くいいこと」と「日本人と一緒に働く難しいこと」のリストを英語から日本語に翻訳してみたいと思います。
【良い面】諸国の外国人「日本人と一緒に働く(うえで感じる)いいこと」

- チームワークに重きを置いたフラットな関係性を作る
- 安全志向で必要以上に変化を求めない
- 礼儀正しさ
- 包括性、参加性を求める
- フレンドリー
- コミュニケーションに対する辛抱強さ
- たくさんの(種類の)ビール(がある)
- 新しい文化を学ぶ姿勢
- リスク回避
- 勤務時間中に個人的な話をしない
- 実績を求める
- スマートに仕事をおこなう
【悪い面】諸国の外国人「日本人と一緒に働く(うえで感じる)難しいこと」

- リスクを恐れる
- 安全志向で必要以上に変化を求めない
- 年齢以上に若い(?)
- 決定に時間がかかる
- 固有の言語
- 何かを得るために時間がかかる
- 会議中にメンツを保たなくてはいけないこと
- 指導が漠然としている
- 直接的に伝えない
- “空気を読むこと”
- 残業
- “日本は(やり方が)異なるよ”
- 変化させる力がないともいえる、”しょうがない”文化
- 日本人が使える英語のレベルの低さ
- ホウレンソウ(報告・連絡・相談)
- 時折、過剰に説明をする
- 見てわかるような協力性がない
日本人としてどう向き合っていく?

「日本人と一緒に働く(うえで感じる)難しいこと」が多くあがっているので、少しがっかり、そんな気持ちになってしまいますよね。
でも、日本人としてそんなに悲観的に捉える必要はないと思っています。
私は現在、南アフリカで南アフリカ人たちに囲まれて仕事をしていますが、同じようにポジティブ、困難だなと思うことがあります。
自分の国と、相手の国を比較してしまう以上、良い面、悪い面は、それぞれ出てくるはずです。
ただ、日本には「日本が置かれている立場を享受する姿勢が大事」だと思っています。良い部分は良い、悪い部分はダメだと認識すること。
「郷に入っては郷に従え」というように「日本に来ているのだから、日本のやり方を受け止める姿勢」も大事だと思います。
しかしながら、様々なデータを見ていると、世界的な動きとして中国や韓国にも遅れを取り始めていると感じています。これまでのやり方に固執せず、やり方を見返す必要があるかもしれません。
イギリス人と日本人のハーフの友人がいます。彼女は日本とイギリスで就労経験があります。
そんな彼女がはなしていたのは、
「イギリスはもう自分たちはダメだとわかっていて、その上でどう戦おうか頑張っている。
一方で日本はプライドが高く、自分たちがダメだと言うことを認識していないし、認識しようとしない。」
今回のツイートを通して、これまでの経験、見聞きしたことがが繋がったような気がしたので書き出してみました。
グローバリゼーションが進む世の中で、日本が日本らしさをもって世界でたたかっていくためには?
考えていきたい課題です。
