フォトグラファーのきたむ(wakajps)です。
カメラ好きなフォトグラファーにとって、自分が撮影した写真が、誰かに気に入ってもらい、誰かの役に立ったら、とてもうれしいですよね。
そして、その写真で収益をあげられるとしたら?それに越したことはないですよね。
この記事では、私も実践している、初心者のフォトグラファーでも写真でお金を稼げてしまう方法を紹介します。
胡散臭い方法ではなく、「素材を提供する」といった意味合いのきちっとしたビジネスモデルになっていますのでご安心を。
写真でどれくらい稼げるの?収益報告

OurPhotoさんでもフォトグラファーとして活動していますが、この方法ではありません。
この記事で紹介するのは、「ネット上で写真を販売する(ストックフォト)」という方法。
まずは収益報告を見てください。
収益画面
一つ目

収益は、11ドル≒1,221円。
二つ目

収益は495円。
総収益の解説
一つ目の1,221円と、二つ目の495円で、1月の収益は合計1,716円です。
おそらく「えっ!?すくなっ!」と思った方が多いのでは。そうなんです、決して多くはありません。笑
ただ年間に換算すれば二万円近くにはなりますね。がっつり稼ぐ!ではなくお小遣い感覚と思った方が良いかもしれません。
「具体的にどういう仕組みなのかを下で紹介していきます。
写真で稼ぐツール「ストックフォト」サービスを活用する

ストックフォトとは?
「フリー素材」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、その有料版と思ってもらえれば大丈夫です。
「こういう写真が欲しい」という人と「こういう写真を撮ったよ!」という人を結びつけるサービス。写真版のマッチングサービスのようなものです。
ストックフォトの仕組み(簡単な手順)
- 写真を撮影する(過去に撮影したものを使用するでもOK)
- ストックフォトサービスにアップロードする
- 写真に名前をつける(何が写っているかなど)
- 売れる&報酬がはいる
上の通り、手順はとても簡単。
私の場合、「ストックフォトで売れそうな写真を撮る!」ではなく、アップロード写真はあくまで日常的に撮影した写真。
ストックフォト用に撮影するわけではなく、趣味の範囲で撮影したものを利用しています。
眠らせておくだけではもったいない写真を再利用するイメージですね。
なので、趣味の延長線上で撮影している人にとっては、「撮影した写真を有効活用できる」「お小遣いがもらえるサービス」と思っていただければOKかと。
もちろん売れそうな写真を狙えばもっと大きな収益を生むことはできると思います。
私が登録しているおすすめのストックフォトサービス

「写真AC」「PIXSTA」「Selpy」などたくさんのフォトストックサイトがあります。
色々使って試してみた中で、以下のサイトが「売れやすい&使いやすい」ということがわかりました。
どちらも海外のサイトではありますが、上の二つのサイトは日本語に対応しています。大きなメリットですね。
「たくさんのサイトに登録すれば収益も増えるのでは!?」と思いがちですが、たくさん登録してしまうと管理が難しくなってしまうので、あまりおすすめしません。(実際私はシャッターストックとアドビストックに落ち着きました)
シャッターストックとアドビストックを詳しく解説していきます。
シャッターストック(Shutter Stock)

世界最大手のフォトストックサービスとして有名なシャッターストック。
そのため他のストックフォトサービスと比較して圧倒的にユーザー数が多いです。閲覧者数が多いので、ストックフォトサービスにチャレンジするなら間違いなく登録した方が良いサイトです。
写真の審査(ピント、画質など)は、厳しめに設定されています。
アドビストック(Adobe Stock)

フォトショップやライトルームで有名なアドビが運営しているフォトストックサービス。
アドビストックは、フォトショップなどの製品と連携しているので、クリエイターの目に届きやすいというメリットがあります。写真の審査は、上のシャッターストックより甘いです。
ストックフォトではどんな写真が売れるの?

主に下のどちらかに当てはまる写真。
- そこでしか撮れない写真
- 季節・イベントの写真
そこでしか撮れない写真とは?
言い換えれば、「とある人の代わりに写真を撮ってあげる」というイメージ。
自分の場所にしかないもの、他の人がなかなか行けない場所、入場料を支払う必要がある場所で撮影した写真です。
私の場合、キリマンジャロ登山中に撮影した写真はよく売れています。一方で、桜の写真もよく売れています。
キリマンジャロ登山の写真が売れるのは理解ができますが、なぜ桜の写真が売れるのか。その理由は「日本でしか撮影できないから」です。

さらにいえば、桜の写真は、海外での日本の観光PRで使われることが非常に多く、大きな需要=価値があるからです。
「顧客は、日本にいる人だけではなく、世界中にいる」といった感覚が大切です。
季節・イベントの写真
主にウェブメディアは、その時期にあわせた記事トピックでアクセス数のヒットを狙います。
その記事に挿入する画像は「高品質でオリジナリティがある写真」なので、比例してストックフォトサービスが使われることになります。
具体的には、クリスマスやバレンタインなど。こういった季節の行事、イベントに関連する写真をアップロードするとエンゲージメントがぐっと高まります。
まずは質よりも量が大事

解像度が高ければ大きなポスターや写真にも使えるので、高性能なカメラやレンズを使っている人は、それだけで強みを持ちます。
とはいえ、初心者向けのエントリーモデルのミラーレスカメラ(例:SONY α6000)やスマホで撮った写真でも十分に売れます。
これは売れそう!と思った写真よりも、何気なく撮影した写真が売れていることもよくあります。
このことから言えるのは、「深く考えず数をアップロードする」こと。これが収益を生む近道。
私自身これまでにアップロードした写真は、約600枚。冒頭に収益を書きましたが、これが月に1,700円を生み出してくれています。
これだけでは、「え、この程度の収益?」と思わざるを得ないですが、これが仮に5倍アップロードしたら月8,500円。10倍アップロードすれば、月17,000円となりそれなりの収益になり得ます。馬鹿にできない金額ですね。
一度ストック(アップロード)してしまえば、半永久的に人目に付く状態になります。使い切りではないので、アップロードしたぶんだけチャンスが生み出されていくということ。
いきなりメイン収入とするのは難しいかもしれませんが、長く続ける副収入、お小遣いとしてはなかなか優秀なサービスです。
もし、眠らせている写真があるのであれば、ストックフォトで再利用してみてもいいのでは。初心者のカメラマンも、日常の写真からお小遣いを得ることができるチャンス。
何よりも、今まで趣味や自己満で撮影した写真が、多くの人の目につき、誰か役に立っている喜びは大きいですね。
ストックフォトへの登録は無料です。
番外編:写真撮影マッチングサイトに登録する
実は私自身も登録し実際に活動しています。
写真撮影マッチングサイトとは、「写真撮影してもらいたい人」と「カメラマン」をマッチングしてくれるサービス。
もちろん撮影の後には、収入を得ることができます。相場は、一回一時間あたりの撮影で約10,000円。
カメラマン(フォトグラファー)の登録にあたっては、写真の審査などが必要ですが、ポートレート撮影(人物撮影)が得意・好きなひとは、このサービスを使って収益を得ることもできます。
他の登録カメラマンのプロフィールをみてみると、プロカメラマンでなくともOK。腕のあるカメラマンであれば、登録できるようです。
いくつか似たようなサービスがありますが、おそらくは「Lovegraph(ラブグラフ)」が業界で最大手。
カメラで稼ぎたいカメラマンは一度サイトを覗いてみることをおすすめします。