青年海外協力隊として南アフリカ共和国で活動しているきたむ(wakajps)です。
私の任地は、南東のモザンビークの国境の近くなのですが、山あり海ありでとても田舎です。現地人からも「Welcome to rural area!」と言われるくらい田舎です。
私の地元である伊豆と同じくらいか、ほんのちょっと田舎な感じ。
やっぱり田舎ってのどかでいいな~。
田舎の風物詩といったら、じいちゃん、ばあちゃん!
あれ?そういえばアフリカにあまりじいちゃん、ばあちゃん見かけないぞ…
どこにいるんだろう?
そこで気になったので、平均寿命を調べてみました。調べていくなかで、色々な気づきがありました。
日本の平均寿命
まず調べてみたのは、日本の平均寿命。
1960年から2015年の推移です。カーソルを折れ線グラフにあわせるとその年の数値を見ることができます。
にしても、順調に少しずつ伸びてきてますねぇ。どこまで伸びるんだろう。
言わずもがな日本は長寿国として有名ですが、1960年の平均寿命は、67.67才、2015年は、83.84才ということがわかりました。
The World Health Organization (2015)の調査によると、日本の平均寿命は世界ナンバーワンです!研究調査を見ると、やはり日本の健康的な食事が背景にあるようですね。
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南アフリカ共和国の平均寿命
続いて南アは・・・?
1960年の平均寿命は49.04才、2015年は57.44才!
ただ、あくまで平均年齢なので、”南ア=じいちゃん、ばあちゃんがいない”ということにはならないですね。(2005年、どうした・・・?)
というわけで、年齢別の死亡率を調べてみました。
南アフリカ共和国の年齢別の死亡率
60~64才にピークがあるものの、30才以降の死亡率とそんなに大きく変わらないことがわかります。(乳児の死亡率が異様に高いのも気になる。。)
主な死因を南ア人の同僚に聞いてみると、エイズ、高血圧(薬によるもの)、銃の打ち合いとのことでした。
・・・え!?
銃の打ち合いって!?
カルチャーショックすんごいんですが。
南ア恐るべし。でも、いい国です。
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それにしても、高齢化社会に拍車がかかっている日本と比べると高齢者の割合は圧倒的に少ないことがわかります。
「高齢者を労わるように」と、聞いて育ってきましたが、南アではさらに意識して高齢者を労わりたいと思いました。
ちなみに、同様の日本のデータを調べたところ、60歳まではほぼ0で、そこからぐいぐいと死亡率が上がっていくグラフでした。
まとめ
老人が少ないアフリカ。
若くして命を落とす割合の高いアフリカ。
生まれてから命を落とすまでサイクルの早いアフリカ。
だからこそ日々みんな楽しそうに生きているのかもしれないなと思いました。
長生きできる=幸せとも限らない。
そんなことを考えた一日でした。