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【青年海外協力隊】発展途上国のITトラブルシューティングの事例を紹介

青年海外協力隊として南アフリカ共和国で活動している、きたむ(@wakajps)です。

職種は「PCインストラクター」。普段は配属先であるNGOのオフィス内で活動をしています。最近は、ブログでどういった活動をしているのか、ということをあまり書いていなかったので、今回は日常のITサポートという点で書いてみたいと思います。

詳しい活動内容は、こちらの記事(青年海外協力隊 – 赴任して一年経過!第3号活動報告書を公開します)を見てもらえたらと思うのですが、活動内容の一つとして、同僚の日常業務のサポートをおこなっています。

「開発途上国なので、特有の問題が山積み…」と思うかもしれませんが、実はそれほど”開発途上国だから”というものは少ないように感じています。

きたむ
きたむ
どんなトラブルのケースがあるのか紹介していきますね。

開発途上国ではどんなIT関係のトラブルが?

ひとくくりに開発途上国といっても私が派遣されている南アフリカ共和国は、決して”ド級の開発途上国ではない”です。アフリカの中でもナイジェリアと、ケニアと同じように経済的に発展している国として知られています。

くわえて、私の活動しているNGOは、南アフリカの中でも規模の大きいNGO組織。設立者は、元ファーストレディーということもあるかもしれませんが、資金の調達はそれなりにうまくいっているようです(私も実際にお会いする機会がありました)

というわけで、記事のタイトルを【開発途上国のITトラブルシューティングの事例を紹介】としてしまっていますが、開発途上国といってもド級の発展途上国ではなく、それなりに発展している国でのトラブルシューティング、と置き換えてご覧ください。

南アフリカでのITトラブルの事例を紹介

実際に私がおこなったITに関わるトラブルシューティングの事例を紹介していきます。

トラブルシューティングの頻度としては、一日のうちに5回前後は同僚から相談を受けています。それが、約1年続いたので、トータルとしてはかなりの数になっているのではないかと思います。

マイクロソフトオフィスの使い方

従業員に配布されているノートパソコンには、Microsoft Office 2013がインストールされています。日常業務では、主にワードとエクセルを使用(たまにパワーポイント)。

具体的な事例としては、以下のような相談を受けます。

きたむ
きたむ
比較的多い相談を紹介していきますね!

MS Word

  • ヘッダー、フッターに文字を入れたい、挿入の仕方がわからない
  • ネットの情報(テキスト)をコピペするとレイアウトが崩れてしまう

MS Excel

  • 毎回、関数を入力していかないといけないのか(コピーを知らない)
  • 作った表をA4いっぱいに拡大にして印刷したい

MS PowerPoint

  • 地図(画像)の挿入の仕方がわからない
  • 新しいスライドをどうやって作ったら良いか
  • (プレゼンテーションのときに)スライドの送り方がわからない

パソコンの基礎的な使い方

  • フォルダやファイルを一括コピーする方法
  • 保存したファイルを見失ってしまった

パソコン周辺機器の使い方

南アフリカ人の同僚たちは、パソコンの基本的な使い方は抑えているものの、周辺機器の正しい使い方まではちょっと怪しい。

プリンターの印刷設定

  • A4の紙いっぱいに広げて印刷したい
  • 白黒印刷をデフォルトに設定したい
  • 1ページ収めて印刷したい

インターネット関係

  • USBモデムがうまく動かない
  • インターネットの通信が貧弱

タブレット、スマホのなんでも相談が多い!

タブレットは配属先から各従業員に貸与されています。が、同僚から頼まれ、プライベートで使っているスマホの不具合をトラブルシューティングすることもあります。

  • ストレージ(容量)がいっぱいになってしまった(頻度高い)
  • 古いスマホから新しいスマホにデータを移し替えたい
  • ログインするためのアカウント情報を忘れてしまった

情報リテラシーと、そしてモノを大切にするという意識

セキュリティや情報の管理、といった事柄には注意を払えていないのが現状です。貸与されているパソコンにはウイルス対策ソフトがインストールされているものの、有効期限が切れてしまっていることが多々あり、更新は後回しにされてしまいます。

予算が限られているので、「最低限、パソコンを使えていれば問題ない」といった状態ではあるのですが、マイクロファイナンス(小規模ローン)業務であつかうクライアントの顧客情報や、社内文書など、ウイルスによって社外に漏れてしまうんじゃないか…と少しヒヤヒヤすることもあります。

日本でもセキュリティリスクが根付いてきたのは、ある程度インターネット社会が発展を遂げてきてからなので、南アフリカでも今後そういった需要が生まれてくるのかもしれません。

モノを大切に扱うという意識。南アフリカでのパソコンの普及状況は、そんなに高くありません。スマホが圧倒的に高いです。職場では、一部の従業員向けにパソコンが貸与されています。ファイルを開きすぎて画面がフリーズしてしまってときには、パソコンを強く叩いてしまう同僚もいます。それで壊れてしまうんじゃないかと思うぐらいですね。笑

これには三つ要因があると思っています。「リテラシーを学ぶ前にパソコンを触れたこと」「自分で努力して得たものではない」「モノを大切に扱うという意識」。特に三つ目の「物を大切に扱うという意識」については、パソコンに限らず、モノを乱暴に扱ってしまっているのでは…と思う場面が多々あります。

先ほど挙げた「パソコンを叩いてしまう」こともですが、ペンや消しゴムなどすぐにどこかに無くしてしまう、必要以上に強い力を使って使用する、モノを投げるなど。モノを大切する国、日本と比べてしまっているので、私の感度が必要以上に高いのかもしれませんが、見ているとやっぱり気になってしまいます。南アフリカと日本の教育水準、教育の質を実感する場面でもあります。

きたむ
きたむ
これからの活動の中で、単にスキルではなく、リテラシーや「モノを大切に扱うこと」もうまく同僚たちに伝えていけたら。と、考えています。

おもしろい?コンピューターウイルスが出回ったりしているので、 また別の記事で紹介していきます!

 

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