【2018】キリマンジャロ登山の事前準備~ルート・現地ツアーの予約・持ち物・高山病対策~|よろめき

【2018】キリマンジャロ登山の事前準備~ルート・現地ツアーの予約・持ち物・高山病対策~

キリマンジャロ登山の事前準備

南アフリカ共和国にいます、きたむ(@wakajps)です。

2017年12月25日~30日(5泊6日)に、タンザニアのキリマンジャロ登山に挑戦し、無事に登頂しました!

本記事では、確実に無事に登頂できるようにを念頭に、タンザニア登山に向けた準備について綴っていきます。

登山記(ブログ)は、以下の記事から読めます。

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アフリカ大陸最高峰、キリマンジャロとは?標高は?

キリマンジャロ(スワヒリ語: Kilimanjaro) はタンザニア北東部にある山で、標高5,895m。アフリカ大陸の最高峰。山域がキリマンジャロ国立公園に指定されている。山脈に属さない独立峰では世界で最も高い。

七大陸最高峰の中では登山が容易な山である。傾斜も緩く、登山ルートも整備され、登山家のような高度な技術は必要ない。このため世界中から多くの登山が訪れ、多いときには月に1,000人近くが山頂を目指している。2004年には年間35000人が登山を試みた[37]。しかし、標高5000mを超える高峰であり、高山病や事故により、毎年数名の死者が出る。登山のベストシーズンは乾季に当たる12月から3月と、7月から9月となっている。

きたむ
きたむ
標高5,895m・・・!アフリカ大陸最高峰・・・!燃えてきますね!(無茶は絶対にしません)キリマンジャロといえば、コーヒーも有名ですね。

キリマンジャロはどこの国に位置する?アクセス方法・場所は?地図はこれコレ!

キリマンジャロへの行き方は、キリマンジャロ国際空港からキリマンジャロの入り口となるモシという街に行く方法が一般的です。

キリマンジャロ国際空港は、国際空港であるため、国内からだけでなく、ケニア、ルワンダ、エチオピア、オランダ、ドイツ、カタールと行き来する便があります。

日本から向かう場合のフライト費用は、東京~ドーハ~キリマンジャロで約11万円かかります。

空港からモシ市内までは距離が離れているため、送迎バスを使うのが一般的です。後述しますが、申し込むツアーにこの送迎が含まれています。

グーグルマップ(地図)で見てみるとこのあたり。タンザニアに位置しており、ケニアとの国境沿いにあります。

キリマンジャロ登山ルートはマチャメコースを選択

登山ルートは6ルートに分かれます。特徴は以下のとおりです。コースによって、難易度が異なると言われています。

今回、二番目に人気があり、初心者向けといわれているマチャメルートを選択することにしました。

ノーザン・サーキット・ルート

日数:9日、長さ:90km。北西部山麓のロンドロッシ村(2,250m)が起点。キリマンジャロで最も新しく開発された登山ルートである。山の北側全域を走る非常に長いルートであるため時間がかかり、利用者は非常に少ない。北側山麓をめぐるため、ルート全体にわたって素晴らしい眺望に恵まれる。

レモショ・ルート

日数:8日(-1)、長さ:56km。西部山麓のレモショ村が起点。長い登山道のため利用者は少ない。美しい森の中を通る。山麓を横切りバラフ・ハットへと向かう風光明媚なルートが分岐する。徐々に高度を上げていくため馴化に最適である。

マチャメ・ルート

日数:7日(-1)、長さ:49km。南西部山麓のマチャメ村(1,800m)が起点。2番目に人気のあるルートである。美しい森の中を走るルートで、馴化にとても適している。山麓を横切りバラフ・ハットへと向かう風光明媚なルートが分岐する。別名:ウィスキー・ルート。

マラング・ルート

日数:6日(-1)、長さ:64km。南東部山麓のマラング村(1,700m)が起点。最も人気のあるルートである。4,700m地点までの長い区間は勾配がゆるやかであり、基本的な設備ももっとも整っている。美しい森林やムーアの中を走るルート。6日間の日程は馴化には程よい期間である。

ロンガイ・ルート

日数:6日、長さ:65km。北東部山麓からのルート。長い登山道で、利用者も少ない。あまり手を加えられておらず、眺めも良くなくキャンプ地も少ないが、馴化には適している。

ウンブウェ・ルート

日数:6日(-1)、長さ:37km。南部山麓のウンブウェ村(1,800m)が起点。最も短いルートであるが、急勾配で難所が続き、登頂にはかなりの体力が必要となる。美しい森や険しい尾根を通るルート。山麓を横切りバラフ・ハットへと向かう風光明媚なルートが分岐する。馴化には向いていない。危険なルートである。

キリマンジャロ登山中の言語は何語を使う?

キリマンジャロは東アフリカの公用語、スワヒリ語が使われているので、スワヒリ語。と思いきや現地スタッフは英語を話すことができます。

事前のツアー会社とのメールのやりとりも英語でした。

キリマンジャロ登山の難易度、登頂率

私の挑戦するマチャメルートの登山成功率は、7日間の日程で85%。6日間の日程で73%。

ちなみに、日本の富士山の登頂率は、50~60%と言われているそうな。

成功率の数字だけ見てしまえば、キリマンジャロのほうが成功しやすいのでは?と思ってしまいますね。ただ、この数字は挑戦する層(初心者、ベテラン)の割合で意味合いが大きく変わると思います。

キリマンジャロ登山は、現地ツアー会社への申し込みが必須!

ツアー会社に申し込むことにより、一緒に登山をするポーターさんの手配、登山用品をレンタルすることができます。ツアー会社は、日本の会社ではなく、現地のツアー会社です。

キリマンジャロ登山にあたっては、ツアー会社に申し込んでポーターさんをつけるのが必須となります。ポーターの役割は、荷物運び、コックさん、ガイドなどなど。

今回、いくつかの現地ツアー会社に見積もりを取り、費用と信頼感を考慮して、キリクライマーズ(Kili Climbers)というツアー会社を選択しました。

費用は他にも安いところはあったのですが、ブログなどでキリクライマーズの評判が良かったことから、キリクライマーズを選定。

キリクライマーズのWebサイトから、ルートの概要と登山スケジュールを確認することができます。

申し込みは、Webサイト上のメールフォームからおこないました。希望の日程と参加人数、希望のルートを明記して連絡すればOK。

登山に関わる費用と代金・チップの内訳は?

マチャメルート、5泊6日の日程で合計で1300US$。(結果として、チップの200US$を合計して1500US$となりました。)

6泊7日の日程が基本なようですが、下山後の旅行の日程を考慮して一日減らしました。

他の会社の見積もりでは、1800US$付近が多かったので比較的安い価格です。

300US$のうち、830US$はクレジットカードで支払い、470US$は現金で支払いました(470US$は、ツアー会社から現金払いを求められました)。

言われた値段より追加で200US$程度用意しておくと良いです。チップを支払う可能性も念頭に予算を組んでおきましょう。

ツアー代金に含まれているもの

  • モシ(宿)からマチャメゲートの入り口までの送迎
  • モシ(宿)での登山前後の宿泊
  • キリマンジャロ空港までの送迎
  • 日程の全ての食事
  • 登山中のテント泊
  • 6日間のキリマンジャロ登山ガイド料(マチャメルート)
  • 入山料
  • 英語でのガイド料
  • ポーターをつける代金
  • 酸素ボンベを含む応急処置
  • 寝袋やマットレス、ダイニングテント、イスやテーブルなど(キリマンジャロサミットギアー)
きたむ
きたむ
私は履きなれた登山ブーツを日本から持ってきましたが、レンタル用品の取り揃えがしっかりしているので、手ぶらでやってきても大丈夫です。

キリマンジャロ登山は手ぶらでいける。ツアー会社でレンタルできるもの一覧

上の費用には登山用品(装備品)のレンタル代も含められています。レンタルできる登山用品は以下のとおり。

  • レザーブーツ、サーマルブーツ
  • Gore-Tex、MicrotexまたはK-Tech Trilaminateジャケット
  • Gore-Tex、MicrotexまたはK-Tech Trilaminateズボン
  • フリースの上着
  • フリースパンツ
  • ゴアテックスのミトンまたは手袋
  • フリースグローブ(ゴアテックスのミトンの内側に使用)
  • サーマルグローブライナー(Gore-Texグローブのインナーとして使用)
  • フリースバラクラバ
  • 熱バラクラバ
  • サーマルトップ
  • ヒートソックス
  • UVプロテクション付きサングラス
  • デイパック
  • ヘッドトーチ
  • レインコート、ポンチョ
  • ハイキングブーツ、クロストレーナー
  • ショートパンツ
  • トラックスーツパンツ
  • Tシャツ
  • 帽子
  • ウールソックス
  • フリースビーニー
  • ウォーターボトル
  • ダッフルバッグ
  • ウォーキングスティック
  • 寝袋(-10℃まで対応)
  • マットレス

キリマンジャロ登山の持ち物・装備品

上の『ツアー会社でレンタルできるもの』で必要なものを殆ど借りるつもりです。

他の方のブログを読み漁って『レンタル用品以外に必要な持ち物』をまとめたので列挙してみます。

  • インナー長袖×3
  • セームタオル
  • 速乾性Tシャツ(ユニクロのエアリズム)
  • 帽子
  • サングラス
  • 厚手の靴下×2
  • ヘッドライト
  • サンダル
  • 日焼け止め
  • 薬(高山病対策、胃腸薬)
  • ビタミン剤
  • リップクリーム
  • バックパック(32L)
  • トイレットペーパー
  • ミラーレスカメラ
  • 予備のバッテリー×3
  • トレッキングシューズ(登山靴)

レンタル用品のリストにもあるものは『履きなれた、着慣れたものを使いたい』『直接肌に触れるものは自分のものを使いたい』という理由から持参するようにするつもりです。

キリマンジャロ登山に役立つヒント

これらのヒントはツアー会社に申し込んだ後に、英語で送られてきました。

  • 一日に少なくとも3~4リットルの水を飲む
  • 胃の不具合を最小限に抑えるために、水フィルターと浄化薬を使用する
  • エネルギーバー、ドリンクミックスなどの十分な軽食をとる
  • あまり早く動かずゆっくりしたペースで歩く
  • 可能な限り持ち物を軽くして、不必要なものは持ち歩かない
  • ダッフルバッグやバックパックの衣類は、ねっらい雨林でぬらさないようにカバーで保護する
  • リップクリームと日焼け止めは不可欠
  • 吐き気や頭痛用の薬は、特に夜に使用できるようにしておく
  • 高山病の症状は投薬することで、症状を軽減することができる
  • 新しいブーツを使用する場合は、十分に履きなれておく
  • 登山中は水筒中身の凍結を防ぐため、寒さに強い特別な水筒を使用する
  • カメラやビデオカメラを持参する場合は、高所に順応させるためラップや、ビニール袋に入れない。
  • サーマルグローブライナーは、サミットでのカメラハンドリングをしやすくする
きたむ
きたむ
後述しますが、あらかじめ高山病の予防薬をゲットしておきました。

キリマンジャロ登山のリスク(死亡事故・死因など)

いざ、キリマンジャロ登山!ということで、気持ちが高まっていますが、キリマンジャロ登山のリスクもおさえてくべきポイント。

  • キリマンジャロ登山では、毎年死亡者(1年に2名以上)が報告されている
  • 近年、虚血性心疾患や脳血管障害による山での突然死が増えている
  • 死因は、高齢、喫煙習慣、高血圧、糖尿病、肥満、心臓疾患も挙げられる
  • 転落、滑落といったリスクもあるので十分に気を付ける
  • 登山数か月前から心肺機能や筋力を維持・向上させておく
  • 寒い時期の登山は、酸素の消費量を増し高山病の危険が高くなる
  • 高度順応を考慮し、余裕のある日程をたてる
  • 明るいうちにキャンプ地/宿泊地に到着するようにする
  • 自分で背負う荷物は5~7kgにとどめる
  • 重い荷物を背負ってのトレッキングは、体力の消耗を早くし高山病にかかりやすくなる
きたむ
きたむ
 私にとっては禁煙が大きな課題でした。。

キリマンジャロ登山中の高山病のリスク

キリマンジャロ登山で最も恐れるのは、この高山病。

高山病は、高地で酸素が欠乏することによって引き起こされる病気である。登山の経験が豊富でも、標高2,500mぐらいから発症する可能性がある。治療方法は、下山と酸素投与。

 

高山病の症状

急性高山病

新しい高度に到達した際に起こる症状。頭痛と以下の症状のうち少なからず一つを伴う。

消化器症状(食欲不振、嘔気、嘔吐)、倦怠感、虚脱感、めまい、朦朧感、睡眠障害

高地脳浮腫

重症急性高山病の最終段階と考えられる。急性高山病患者に精神状態の変化(すぐに眠くなってしまう、日時や場所がわからなくなってしまう等)、運動失調(まっすぐ歩けない、立っていられない)を認める場合。

高地肺水腫

安静時の呼吸困難、咳、虚脱感または運動能力の低下、胸部圧迫感、充満感

高山病の症状と対策重症度 症状 対策
軽度 息切れ・頭痛・頭重感(睡眠不足)・顔のむくみ・食欲減退・吐き気 その高さのところで改善を待つ(それ以上高度を上げない)
中等度 呼吸の乱れ・疲労感・下痢・めまい・集中力及び判断力の低下・体温の上昇(37~38℃) 前日の高度まで下山する
重度 無気力・興奮・脱力感・あくび・手足のむくみ・咳・尿慮減少(色が濃くなる) 1,000以上下山
緊急 サラサラした単黄色またはピンク色の痰・息苦しい・嘔吐・意識障害(声をかけなければ眠ってしまう)・普通と違った話し方・ふらふらと歩く 生命にかかわるので夜であっても直ちに標高3,000m以下にまで担いで下す。緊急援助が必要。

 

高山病の予防

呼吸法

低酸素を改善すべく、意識して酸素を取り込む呼吸法を実践すると、酸素吸入と同程度の効果。コツは、頻回呼吸ではなく吐くことを意識した腹式呼吸。

リラックス

無駄な酸素消費を抑えるために、歌う、ストレッチをすることで、脈拍の低下・血中酸素飽和度の回復がある。

ゆっくり歩く

高所というだけで、疲労を感じなくても歩数を落とすべき(目安は一分間に40~50歩)。体力に自信のある人が速いペースで登山するのは危険である。

食事の取り方

高所では、炭水化物をメインに(脂肪やたんぱく質は、消化するためにより酸素が必要)。食べ過ぎに注意する。

飲み物の取り方

高所では、食べ物に含まれる水分も含めて一日4リットルの水分が必要(かなり意識して飲まないといけない量)。高所の冷えた空気は乾燥しており、その中で汗をかくような運動をする場合は、体の中で水分を失いやすく、脱水症に対する注意が必要。絹や綿に似た繊維でできたマスクは、湿気を閉じ込め、暖かい空気を鼻や口にとどめる効果がある。

雨、防寒対策

寒いと体がリラックスできず、また、寒さによる震えは酸素の消費を増やすため保温に努める。

連絡方法の確保

登山中は、携帯の電波が入らないところが多いので、緊急時に備え、登山前に連絡手段に関して確認しておく。

その他の注意点

  • マラリア予防薬のメフロキンを服用している場合は、頭痛、眩暈、方向感覚の消失等を感じることがある
  • 消炎、鎮痛剤(セデス、パラセタモールなど)・抗ヒスタミン剤・風邪薬は、副作用で眠気があり、高山病の発見を遅らせる。または、悪化させる。
  • 山での喫煙は血中酸素量が減るため自殺行為に等しい。

高山病、マラリアの予防薬、黄熱病の予防接種

高山病、マラリア対策

東アフリカにあるタンザニアは、マラリアの感染リスクのある地域とされているため、病院に行きマラリア対策のための薬を処方してもらいました。同じタイミングで、高山病の予防薬も処方してもらいました。

私は南アフリカ共和国で処方してもらいましたが、診察代が800ランド、薬代が300ランドでした。

黄熱病の予防接種

診察代が200ランド、予防接種代として600ランド、合計800ランド(≒約6,400円)。

受付で問診票を記入し、診察、予防接種の流れで、所要時間は1時間程度。

予防接種後に、黄熱病の予防接種を受けたことを証明するイエローカードをもらうことができます。

キリマンジャロ登山に向けたトレーニング

これまで12月下旬の登山に向けて、二回、南アフリカのマラソン大会に出場しました。南アフリカは標高が高い(約1,800m)なので、高所順応に向けた良いトレーニングになったと思います。

そして、最後の追い込みとして始めたのが、『縄跳び』。

調べてみたところ、登山家でなわとびをしている人は多いそうな。縄跳びは思いのほか激しい運動のため、消費カロリーが高く、登山に適した運動だそうです。

きたむ
きたむ
基礎体力をつけるために登山前日までこれを毎日続けていきます!

キリマンジャロの登山記(ブログ)は、以下の記事から読めます。

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