南アフリカ在住のきたむ(wakajps)です。
南アフリカ共和国のハウテン州エリア、ヨハネスブルグO.Rタンボ空港を結ぶGautrain(ハウトレイン)。
ハウトレインは、成田空港から東京都内を結ぶ成田エクスプレスと同じような電車で、乗車には切符ではなく、SUICAのような電子カードを使用します。
南アフリカ版成田エクスプレスことハウトレインが路線追加計画。
現行でも、ヨハネスブルグ、首都プレトリアまで一番安全に移動できる方法、かつ時間通りの運航なのでわりと期待(ただし運賃高め)。各ホームにがっつりセキュリティがいる、やで。https://t.co/sxYIm0dpGo pic.twitter.com/56ty0lGtGK
— きたむ🇿🇦南アフリカでお弁当配達なう (@wakajps) July 18, 2019
南アフリカ版成田エクスプレスことハウトレインが路線追加計画。
現行でも、ヨハネスブルグ、首都プレトリアまで一番安全に移動できる方法、かつ時間通りの運航なのでわりと期待(ただし運賃高め)。各ホームにがっつりセキュリティがいる、やで。
現地メディアによると、そのハウトレインが新たに路線拡大することを発表しました。路線拡大だけではなく、新しい車両の投入、新しい決済方法も検討されています。
記事の最後では、在住者としての所感をまとめています。
新しい車両を投入し混雑緩和を目指す

Gautrain Management Agency(GMA)は、英国の会社と交渉して、Gautrainサービスを拡大するために追加の「車両」を取得することを検討していることが明らかに。
GMAコミュニケーション&マーケティングシニアエグゼクティブマネージャのジェンセンフォルスター氏は、「新しい車両は、ピーク時に利用できる現在の列車の数を増やすことで、ゴートレインのサービスを向上させるために使用されるでしょう」と言及。
路線拡大は5段階計画に沿って徐々に拡張

Jensen-Vorsterは、GMAは新しい路線や駅を開拓する前に国庫の承認を必要としていると述べ、現在この結果を待っている状況とのこと。
起工予定日は、財務省承認を伴う調達プロセスのため、現在は未定。
GMAは当初、2017年にGautrainの設置面積を拡大し、ヨハネスブルグとプレトリアの各都市に新しい駅とルートを導入するための5段階計画を発表。
計画されているGautrainの拡張は以下の画像のとおり。

フェーズ1では、East-West線のRandburg、Cosmo、そしてLittle Fallsの各駅の追加がおこなわれる予定です。
GMAが新しい駅の承認を得た場合、さらに新しい駅を増設するために鉄道システムを拡張することが期待されています。
新しい決済方法の導入へ

その拡張計画に加えて、Gautrainはチケットの購入をより簡単にするために新しい決済方法を試しています。
その決済方法を通して、顧客は自分のGautrain Gold Cardの代わりに自分の銀行カードをタップしてプラットフォームにアクセスできるようになるとのこと
現在は特定のユーザーを対象にパイロット期間を設け、細かな動作などを検証中。
現行のハウトレインの乗車方法・料金などは下の記事でまとめています。

在住者としての所感
個人的に注目したい点は、ランセリア空港との接続、混雑の緩和です。
ランセリア空港との接続で国内移動がさらに便利に
ランセリア空港はヨハネスブルグとプレトリアの中間に位置する小さ目な空港。
ただし、国内線の路線が多く、場合によっては、ヨハネスブルグO.Rタンボ空港よりも、安く航空券を抑えることもできます。
これまで在住者のあいだでは、「利用したいけれど不便な場所にある空港」として割と認知されていたので、ハウトレインが整備されることによって利便性が高まるのはおおいに期待です。
混雑の緩和
通勤ラッシュ、飛行機の便によっては、座れない人がいるくらいの乗車率になります。
日本の東京レベルで混雑するわけではないですが、安心して乗車するには、車両を巡回するセキュリティの目が届きにくくなることも踏まえ、それなりにスペースがあったほうが良いのではと考えます。
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現時点では「最も安全に空港から市内へ移動できる方法の一つ」なので、出張者や旅行者が懸念する治安の観点でも、「安全に移動することができる」を前提として計画を進めていってほしいなと。あと、もう少し運賃が安くなってくれたらうれしいですね。笑
以上、きたむ(wakajps)でした。
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