アフリカでICTスキルを測定するワークショップを実施!内容と流れは?

アフリカでワークショップ研修実施中の様子

青年海外協力隊として南アフリカの現地NGO活動しています、きたむ(wakajps)です。(2018年10月まで活動していました)

南アフリカ人の同僚向けにICTワークショップを実施しました。ICTスキルとは、ここでは以下のことを指します。

テーマ
  • コンピューターの構成と基礎知識
  • マイクロソフトオフィス(Word)
  • マイクロソフトオフィス(Excel)

使用した教材、ワークショップの様子を写真つきで紹介していきます!

ICTワークショップの目的は?

ICTワークショップをおこなう主な目的は次の二つ。

目的
  • 従業員のICTスキルレベル把握
  • どういったICTスキルを持っているか測定

従業員がどの程度のスキルを持ち合わせているか分析し、その後、適切なレベルに沿った研修機会を提供する、という試みです。

きたむ
きたむ
数打って闇雲にやればいいというものではないので、適切なレベル、必要な研修を用意することが目的ですね。

ICTワークショップ(スキルレベル測定)の実施の仕方

スキルレベル測定をおこなうためのツールとして、次の二つのツールを使用しました。

ツール
  • 【実技】実習形式の問題(10~25問)
  • 【知識】オンライン形式で設問に回答(Google Formを活用)(20問程度)

これらのツール・資料は、マイクロソフトオフィスのチュートリアルページを参考にして、作成しました。

もともと英語で記載されているので、一から自分で考えずとも、確実なインストラクションを手に入れることができます。

それに自分で一から用意するとかなり時間を取られてしまいます。「マイクロソフトオフィスの使い方」などジェネラルなものはインターネット上にあふれているので、有用なものはネット上で拾って使用しています。(誤りがないか等、チェックは必要)

きたむ
きたむ
「いかに準備に時間をかけないか」をモットーに準備にあたっています!

ICTワークショップの実施風景

アフリカでICTワークショップ実施中の様子

こういったイベント、セッションをおこなうまえに、キリスト教に基づいたお祈り(プレッジ)を行います。セッションの流れは以下のとおり。

セッションの流れ
  • お祈り(プレッジ)
  • 自己紹介
  • 目的とセッションの流れ説明
  • 【知識】オンライン・アセスメントの実施
  • 【技能】プラクティカル・エクササイズの実施
  • フィードバックシートの記入(受講者からファシリテーターへ)
  • 全員に向けたフィードバック(ファシリテーターから受講者へ)

受講者の前に登壇して、一つ一つ自分がインストラクションをして進めていきます。

しかし!

お互い第二言語の英語で話を進めていくので、場合によっては、一度の説明で内容を汲み取れていないときがあります。

話ながら相手の表情も気にするようにし、「あぁおそらくもう一度説明したほうが良さそうだな…」と感じた場合は、また再度ゆっくり説明するように工夫するのも大事。

きたむ
きたむ
導入で現地語を話すととても喜ばれますね!掴みはバッチリ!(たぶん)

【知識】オンライン・アセスメントの実施

ICTワークショップでのオンラインアセスメント

Web上で完結するアセスメントのため、パソコンやタブレットPC,スマホからアクセスして受験する仕組み。

ツールは、Googleフォームを使用しています。

アセスメントにアクセスするために、ランダムな英数字が並んだURLをタイピングしてもらうところからスタート。

ただ、タイピングに慣れていないひとはこのURL打ちから時間がかかることもあります。URLをどこにタイピングしたらよいかわからないひとも。

アフリカでICTワークショップ巡回

人によってスキル差があるので、巡回しながら様子をみて、必要なフォローをしていきます。

各人のスコアはGoogleスプレッドシートに蓄積されていくので、研修後、受講者それぞれのスコアを確認します。

【技能】プラクティカル・エクササイズの実施

ICTワークショップの実技の様子

自分が例題を読み上げて、それに対応するコンピュータの操作をおこなってもらいます。

出題例
  • パソコンを起動させてください
  • ワードで箇条書きを作ってください
  • エクセルでこの表を作ってください

この日はファンダメンタル(基礎)レベルの内容。

ただし、すらすらと次々にこなせるひともいれば、パソコンを使うのはほぼ初めての人も。一番顕著にレベル差がでるのは、このレベルだと思っています。

あとは、「みんなで同じスピードで進めていくよ!」と何度も説明しても、はやい人はどんどん先に進めてしまったり、収拾がつかなくこともあります。

このあたりは、ファシリテーターの私がもう少し工夫すべき部分でもあると思いますが…

さいごに

以上、ICTワークショップの一連の流れを紹介させていただきました。

アフリカでワークショップというと、停電が起きたり、急にインターネットに繋がらなくなったりと、日本ではあまり想像できないようなトラブルが発生します。

はじめのころこそ苦戦しましたが、南アフリカにやってきて約1年半。

だいだい起こり得そうなことは、「予想がつき対策を立てる」というノウハウが溜まってきたように思います。

一方で「慣れ」も感じはじめています。

実はこの「慣れ」は、二つ種類があって、一つは同僚たちから感じる「慣れ」。

普段は同じ目線で活動すること、できるかぎり同僚たちと仲良くする、を意識していますが、それがあだになって、だんだんと気が緩みはじめ、研修中にも関わず談笑タイムがスタートしてしまったりもしばしば。

日本ではあまり考えられないことですが、アフリカではよくあります。

シャキっとするところはシャキっとやっているつもりですが、緊張と慣れを保つのはなかなか簡単ではないなぁと日々痛感しています。

もう二つ目の「慣れ」は、自分の「慣れ」

同じ形式でいくつかも研修をおこなっているとだんだんと要領が掴めるようになってきます。それはそれで良いのですが、自分自身の緊張感がなくなってきたこと、これに対するアプローチが必要だと考えはじめました。

そのアプローチとは、緊張感がなくなってきたぶん、もう数アクション、ハードルをあげて活動すること。

そこで思いついたのは、より効果的に研修を提供できるよう「伝え方」と「熱量」を極めていきたいということ。

ポジティブに考えて、自分自身の次へのレベルアップにつなげていきたいという気持ちからでもあります。

日々試行錯誤です。

それでも腐らずやっていくことが使命だと思い、残りの研修も同僚たちに寄り添う姿勢を意識して、遂行していきたいなと考えています。

きたむ
きたむ
自分も相手も楽しんで研修にのぞむのがイチバン!

おしまい

ITワークショップの次第
【青年海外協力隊】アフリカでITワークショップをやってみたらこうなった!(あるある付き)赴任してから一か月が経ち、ITに関するワークショップをおこないましたので、本記事では、その内容や感想などをまとめていきます。ワークショップの内容は、コンピュータの構成、インターネット、マイクロソフトオフィスの使い方。冒頭で私の自己紹介、日本の文化紹介をおこない、JICAの事業についても説明しました。...

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きたむ
アフリカではたらくフリースタイルジャパニーズ |三度の飯と写真|87年生の伊豆下田育ち→大学職員人事→ 南ア現地NGOでICT・マイクロファイナンスを軸に活動中|キリマンジャロ登頂|スマホ歴12年|旅行14カ国|仕事7カ国|<プロフィール詳細>

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