きたむ(wakajps)です。
最近では、だんだんとテレビで取り上げられることが増え、アフリカを身近に感じる人が増えてきたのではないでしょうか。
ビジネス出張・駐在、観光、ボランティアなどで訪れる人も多いのでは。
この記事では、南アフリカを拠点として二年間生活、アフリカの国5カ国滞在経験のある私が、アフリカのクレジットカード事情について考察していきます。
- アフリカでクレジットカードって使えるの?
- アフリカで使えるクレジットカードは?VISAでOK?
- アフリカでキャッシングできる?
- アフリカにクレジットカードは何枚持っていけばいい?
結論からいえば、「できる限り国際キャッシュカード機能付きクレジットカード(+ATMキャッシング)を利用すべし」です。理由を深堀していきます。
はじめにお断りをすると、この記事で”アフリカすべての国”について、網羅しているわけではありません。私が実際に訪れた国について、自分の経験に基づいて記しています。
そもそも「アフリカ」という国は存在しない

「アフリカ」という一括りにする表現。この表現では、まず説明がつかないです。
旅行・観光する国よって、通貨が異なり、ATMや両替事情も異なります。
もし気になっている国(または都市)があるのであれば、アフリカと一括りにせず、国やその都市ごと調べてみることをおすすめします。
以下、私が実際に訪れたアフリカの国のクレジットカード・ATM事情を解説していきます。
【アフリカ国別】クレジットカード・ATMキャッシング事情
タンザニア

- 通貨はアメリカ(US)ドル、タンザニアシリング
- グレードの高いホテル、レストランではクレジットカード使用可
- 日本→USドル→タンザニアシリングの両替は二度手数料を取られる
- 現地にキャッシング可能なATMがある
現地で使用できる通貨は、アメリカ(US)ドル、タンザニアシリング。
多くの人が日本でUSドルに両替、タンザニアに持参し、現地でシリングに両替する人が多いのではないでしょうか。
タンザニア現地の都市部(ダルエスサラーム、ザンジバル)では、街中にATMがありました。
国際キャッシュカードに対応しているATMも見受けられ、日本のクレジットカードでタンザニアシリングをキャッシング可能。

USドルを持参して現地でタンザニアシリングに両替する方法は、確実ではあります。ですが、二度両替をおこなうことになるので、二度も両替手数料を取られてしまいます。
間違いではないですが、知らずに両替をしていると手元に残る現金が思っていたより少ない!なんてことも。
ザンビア

- 通貨はザンビアクワチャ
- 中流以上のホテル、レストランではクレジットカード使用可
- 日本→USドル→ザンビアクワチャの両替は二度手数料を取られる
- 現地にキャッシング可能なATMがある(観光地リビングストン、首都ルサカでは特に多い)
現地で使用できる通貨は、ザンビアクワチャ。
多くの人が日本でUSドルに両替、ザンビアに持参し、現地でクワチャに両替する人が多いのではないでしょうか。
ザンビア現地の都市部(ルサカ、リビングストン)では、街中にATMがありました。国際キャッシュカードに対応しているATMも見受けられ、日本のクレジットカードでザンビアクワチャをキャッシング可能。
特にヴィクトリアフォールズのあるリビングストン付近は、クレジットカードが使えるお店も多くありました。

USドルを持参して現地でザンビアクワチャに両替する方法は、確実ではあります。ですが、二度両替をおこなうことになるので、二度も両替手数料を取られてしまいます。
間違いではないですが、知らずに両替をしていると手元に残る現金が思っていたより少ない!なんてことも。
ボツワナ

- 通貨はボツワナプラ(一部南アフリカランドも使用可)
- 高級のホテル、レストランではクレジットカード使用可
- 日本→USドル→ボツワナプラの両替は二度手数料を取られる
- 現地にキャッシング可能なATMがある(観光地マウン、首都ハボロネでは特に多い)
現地で使用できる通貨は、ボツワナプラ(一部、南アフリカランドも使用可)
多くの人が日本でUSドルに両替、ボツワナに持参し、現地でプラに両替する人が多いのではないでしょうか。
ボツワナ現地の都市部(ハボロネ、マウン)では、街中にATMがありました。国際キャッシュカードに対応しているATMも見受けられ、日本のクレジットカードでボツワナプラをキャッシング可能。
特にチョベ公園やオカバンゴ・デルタ等の人気の観光スポット付近に位置するマウンでは、クレジットカードが使えるお店も多くありました。
USドルを持参して現地でザンビアクワチャに両替する方法は、確実ではあります。ですが、二度両替をおこなうことになるので、二度も両替手数料を取られてしまいます。
間違いではないですが、知らずに両替をしていると手元に残る現金が思っていたより少ない!なんてことも。
ジンバブエ

- 通貨はボンドノート、USドル
- フランチャイズチェーンのスーパーではクレジットカード使用可
- 現地にキャッシング可能なATMがあるが、現金不足により稼働していないことがある
現地で使用できる通貨は、ボンドノートとUSドル。
USドルが広く流通しており小さな商店でもUSドルを受け付けてくれます。USドルがあれば基本的には問題ないです。
ジンバブエ現地の都市部(ハラレ)では、街中にATMがありました。が、現金不足により稼働停止になっているATMが多く現金を引き出すことができませんでした。
必ず日本で、日本円をUSドルに両替し、ジンバブエに持参するようにしましょう。
一方で、クレジットカードを使えるお店(レストランやスーパー等)は他のアフリカと比較すると多いです。

盗難・スリのリスクを下げるために、現金は必要な分だけ用意し、基本的にはカード決済することをおすすめします。
南アフリカ共和国

- 通貨は南アフリカランド
- クレジットカード文化が広く浸透。観光客が訪れる場所であれば、ほぼどこでもカード決済可。
- 現地にキャッシング可能なATMが多く存在(ヨハネスブルグ、ケープタウン等)
現地で使用できる通貨は、南アフリカランド。
私が訪れた国の中で、最もクレジットカードが使える国です。レストランやホテルはもちろん、小さな商店でもクレジットカードを使用することができます(関連記事:在住者が教える南アフリカのクレジットカード事情とおすすめする理由)
日本で南アフリカランドに両替することもできますが、取り扱いが少ないためか、両替手数料が割高です。

さらに、盗難・スリのリスクがあるため、現金は必要な分だけ用意し、基本的にはカード決済することをおすすめします(関連記事:南アフリカ共和国でクレジットカードを使用する際の注意点とリスク)
アフリカ旅行ではクレジットカードを持ち運ぶのがベター

アフリカをはじめとする海外では、日本と比較すると治安のリスクがあります。持ち歩く貴重品をできる限り減らす努力をすることをおすすめします。
クレジットカードを使うことで、盗難のリスクを減らす、万が一、盗難されても被害を最小限に抑えることができます。
カードを盗難されても、一時的に使用ストップをかけることにより、被害を抑えることができます。
国際キャッシュカード付きのクレジットカード、デビットカードであれば、現地ATMで現金を引き出すことができます。(ジンバブエのような特殊な事情を除く)
私自身も、必要なときに、必要なぶんだけキャッシングするようにしています。
少なくとも二枚、できれば三枚以上のクレジットカードを持っていこう
たくさんの現金を持ち歩く必要がないメリットがあるクレジットカード。
一方で、スキミング、ATMにクレジットカードが吸い込まれる、盗難されるなどのリスクもなくはないです。
関連記事 【海外】スキミング手口と対策・見分け方|コツはATMを触る【写真】
なので、リスクヘッジのためにするために、少なくとも二枚、できれば三枚以上のクレジットカードを作ることをおすすめします。
二枚目や三枚目に作るクレジットカードとして、おすすめなカードを下で紹介します。
海外旅行保険が付帯したクレジットカードがおすすめ

観光・旅行目的の渡航であっても海外旅行保険にはいることを強くおすすめします。
とはいっても海外保険に単体に申し込みと、滞在日数にもよりますが、数千円の料金がかかります。
費用を抑えて節約して渡航したい場合は、海外旅行保険が付帯したクレジットカードを使用するのがよいです。新規入会することにより、ポイント還元やキャッシュバックによってオトクに観光することも可能です。
カードの会社(種類)は、Visa一択です。Mastercardだけ使えるというお店は、経験上、全く見たことがありません。予備を含め最低二枚のVisaクレジットカードを持参することをおすすめします。
海外旅行保険が付帯したおすすめのクレジットカードは下の二つ。
エポスカード(Visa)
- マルイはもちろんVisa加盟店でポイントが貯まる
- 年会費永久無料で、学生や若い人が初めて持つカードとしても人気
- 年会費無料で海外旅行保険が自動付帯
インターネット経由の新規入会で最大5,000ポイントのポイント還元があるのもうれしいですね。
三井住友VISAカード
- 国内最大手の三井住友カードなので信頼と実績あり
- WEB申込は初年度年会費無料(※翌年度以降も割引特典あり)
- 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)ショッピング補償(最高100万円)あり
こちらはなんと、新規入会で最大10,000円のキャッシュバックつき。これでおトクに旅行ができてしまいます。