α7IIIユーザーのきたむ(wakajps)です。
α7IIIのズームレンズキットの購入を検討しているけど、どんな写真が撮れるの?
α7IIIのズームレンズキットは買い?
と疑問に思っている方に向けて書いています。
私自身、α7IIIボディ本体のみ、もしくはズームレンズキットで購入するか迷ったあげく、結果としてズームレンズキットを購入しました。
そして、α7IIIを使用して二年半が経過しました。ちなみに商用目的で利用しているため、予備を含めて二台所有しています。
結論から言えば、「どういった写真を撮りたいかどうか」で購入の選択が決まります。しかしながら、ズームレンズキットで撮影した写真がどんなものかわからないですよね。
そういった方の参考になればと思い、α7IIIズームレンズキット(ILCE-7M3K)をサンプル写真つきでレビューしていきます。
「付属するレンズは、コスパの良いズームレンズ。初心者の人で、長く使えるレンズ&α7IIIがほしい!」と思っている方は買いです!
そもそもα7IIIズームレンズキット(ILCE-7M3K)とは?

α7IIIボディ本体と、ズームレンズ(FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870)がセットになったのがズームレンズキット。それぞれ単体で購入するより割安です。
付属するズームレンズ「SEL2870」は、近~中距離の撮影に適した汎用性に優れたレンズです。
「SEL2870」は、焦点距離28-70mmに対応しているので、初心者がどのレンズを選べばよいかわからない..といったときに、人物撮影、風景撮影にも幅広くズームで調整できるので利便性が高いです。重量が軽いのもメリットですね。
ただし、遠くにいる野鳥を撮りたい!といったように、数十メートル以上離れているような被写体を撮影することは難しいです。その場合には焦点距離200mm以上の望遠レンズが必要です。
「SEL2870」の焦点距離28-70mmは、日常生活でよく使われる距離に対応、いわば一般ユーザーに向いている焦点距離なので、大半のことはカバーできてしまいます。
万が一、想定していたレンズと違った、、、!という場合には、メルカリなどのフリマで売るという手もありますね。
関連記事 【レビュー】SEL2870の特徴を作例つきで解説【Eマウント用レンズ】
α7III(ILCE-7M3K)ズームレンズキットの外観
レンズ装着時



ズームレンズキットとして販売されているだけあって、ボディ本体とレンズのシックなデザインはよくマッチしています。
レンズ(SEL2870)

サイズは小さめ重量軽めの標準域ズームレンズSEL2870。
Amazonではレビューが低めですが、個人的にはそれほど悪くない、むしろ値段の割によく撮れるレンズだと思っています。
デメリットとして、F値が大き目なので、強めのボケを作りにくいことが挙げられます。とはいえ、まったくボケを作れないわけではないので、下に掲載している作例・サンプルをみてご判断いただければと。
SEL2870レンズの単体レビューは下のブログ記事でもおこなっています。よろしければどうぞ。
関連記事 【レビュー】SEL2870の特徴を作例つきで解説【Eマウント用レンズ】
α7III(ILCE-7M3K)ズームレンズキットで撮影した写真・作例
ポートレート(人物写真)




瞳AF(オートフォーカス)に対応しているので、人物写真も綺麗に撮影できます。
瞳AFとは、カメラが自動で瞳にピントを合わせてくれる機能。フォーカスロックは不要で、思いどおりの構図で撮影できます。
先ほど書いたように、暗めのレンズ(F値が大きい)なので、明るいレンズと比較するとややボケは弱いです。これが唯一のデメリットですね。
ただし、三枚目のように被写体との距離を近づけ、背景を遠ざければ、大きなボケを作ることも可能です。
関連記事 【α7III】子供撮影に強い!瞳AFオートフォーカスを検証|作例・サンプル
ランドスケープ(風景写真)




はっきりとした色合いを表現することができ、奥の方もくっきり映し出すことができます。
重量が軽く持ち運びに便利なレンズ、かつ、焦点距離28mmで撮影すればそれなりに広角で景色を撮影できちゃいますね。
旅先での撮影時に大活躍してくれます。
関連記事 【レビュー】SEL2870の特徴を作例つきで解説【Eマウント用レンズ】
α7IIIズームレンズキットに+αでレンズを購入するとしたら?相性の良いおすすめのレンズ
ズームレンズキットを使用してしばらく経ち、「こういった風景を撮影したいなぁ..」といったアイディアが浮かび始め、下の四本のレンズを買い足しました。
α7IIIを使用して二年半、かつ二台持ちなので、それなりの担保はあると思います。
広角レンズ(SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 ED AS IF UMC)
星空、夜景、風景の撮影で効果を発揮してくれる広角レンズ。14mmの広角で迫力ある写真を撮影できます。
SONY純正の広角レンズも販売されていますが、いかんせん高価格。
購入したレンズはSamyang製(韓国)の広角レンズで、購入前こそ「怪しいんじゃ…」と思いましたが、良い意味で期待を裏切ってくれるコスパ◎のレンズでした。
下の記事で詳しくレビューしています。
関連記事 【α7III】SAMYANG単焦点広角レンズ14mm F2.8は相性OK【レビュー】
中望遠ズームレンズ(TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036))

風景もOKですが、ボケ味が良く、ポートレート(人物被写体)に向いているレンズ。イルミネーションのボケ玉もきれいに映し出してくれます。
ネットで調べると、α7IIIと組み合わせの良いレンズといったコレ!!と言われるほど、高評価のレンズ。その評判通り品薄状態が続いていて、入手するのもやや困難です。
下の記事で詳しくレビューしています。
関連記事 【α7III】タムロン28-75mm F/2.8 Di III RXDは買い?【作例付レビュー】
中望遠ズームレンズ(SONY SEL2470GM)

価格が20万円近くもするソニー最高品質のレンズなので、なかなか手が届きにくいレンズと言われています。中古でもそれほど価格下落していません。
自分自身は、カメラマンとして撮影仕事のときに、主に「SEL2470GM」を使用しています。
SEL2470GMのメリットは以下。
- 抜けが良い(コントラストにメリハリ)
- 「黒」の色に深みがある
- 瞳AFが速い
- 24mmの広角で表現の幅がアップ
24mmの広角で撮影できるのは結構ありがたいです。
自分の中では、20-30mmの焦点距離は数ミリ変わるだけで、画が大きく変化すると感じているので。
関連記事 【レビュー】SEL2470GMは買いのレンズか?作例つきで検証【α7III】
単焦点レンズ(SONY SEL85F18)

ソニー公式でもいわれているようにポートレート(人物被写体)に向いているレンズ。
焦点距離85mmなので、被写体との距離を十分にあける必要があるので、撮影に慣れる必要ありです。でも、焦点距離85mmのボケ味はとても良き。
瞳AFにも対応しており、オートフォーカスの動作はGマスターレンズに引けを取らない速さ。ポートレート撮影が多い人に特におすすめです。
SEL85F18で撮影したポートレート写真は下の記事で紹介しています。
関連記事 【レビュー】SEL85F18単焦点レンズでどんな写真が撮れる?-撮影作例付
まとめ・レビュー評価

「どういった写真を撮影したいか」で使用するレンズが変わってきますが、撮影をはじめてみないとなかなか必要とするレンズの検討がつきませんよね。
ズームキットレンズは、そんな初心者フォトグラファーに向いていると思います。数をこなして、ステップアップしながらどういった写真を撮影したいか研究してみては。
挙げられるデメリットとしては、F値(3.5~5.6)が若干扱いにくいということ。特にマニュアルモードで撮影することが多い場合に影響しそうです。
ただ、初心者であれば特に気にするレベルではないこと、練習としては十分すぎるくらい十分です。
もっと詳しくズームキットレンズを知りたいという方は、以下の動画が参考になります。
作例も掲載されているので、購入検討されている方はぜひ見てみると良いです(私も購入前に参考にしました)
もっといえば、SONYの純正のレンズは、基本的に10万円を超えます。
キットレンズであれば実質2万円(単品購入は4万円前後)で、レンズ「SEL2870」を手に入れてしまうことができてしまいます。
「とりあえずα7IIIがほしい!どのレンズを買えばよいか迷っている、、、」と思っている人は、まずはα7IIIキットレンズを片手にお出かけして、ばしゃばしゃ写真を撮りつつ自分好みの写真を研究されてみては!
以上、きたむ(wakajps)でした。
関連記事 【α7III】ポートレート写真を作例つきで撮影レビュー・レンズ設定紹介
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