普段はアフリカで写真を撮っているきたむ(wakajps)です。
この記事では、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラα7III(ILCE-7M3)の機能、瞳AFで撮影した写真を紹介していきます。
一般的なポートレート写真のほか、動きやすい子供の写真を撮影するのにぴったり!
ソニーの瞳AF(オートフォーカス)機能とは?

これまではスポットAFを使って瞳にピントを合わせ、フォーカスロックしてから構図を取り直して撮影するのが一般的でした。この方法だと被写体が動く度に構図を取り直さなければいけないので、あまり実践的ではありません。
とくに85mmF1.4や135mmF1.8などの大口径レンズを使う場合は被写界深度が非常に浅く、フォーカスロックしていても構図を取り直すことによって、フォーカスが移動してしまうことがあります。
[瞳AF]はカメラが自動で瞳にピントを合わせます。フォーカスロックは不要で、思いどおりの構図で撮影できます。
この動画をみると瞳AFがどんなものなのかわかりやすいです。
一般的に合わせることが難しいというわれている人の顔を、瞳AFの機能を利用すれば、かんたんに上手に撮影することができます。
具体的に言えば、瞳にピントをあわせてくれるので、カメラ初心者でもきちんとピントがあった写真撮影をサポートしてくれるのです。
α7IIIには、非常に高性能なオートフォーカス(ハイスペックモデルのα9に搭載された撮像エリア全体の約93%をカバーする693点像面位相差AFセンサー)が搭載されています!
関連記事 【レビュー】α7IIIは初心者向き?購入する前に知っておくべき4つのこと
α7IIIの瞳AF機能を使って撮影した写真・作例
海(ビーチ)で撮影

まずはこちら。右の男の子にピントがあっています。

少しズームをして左の女の子にピントをあわせました。
背景と距離があるため、ズームレンズキットで付属してきた純正のレンズ(SEL2870)でもここまで背景がボケてくれます。
関連記事 【α7IIIレビュー】ズームレンズキットでどんな写真が撮れる?撮影した写真の作例
関連記事 【レビュー】SEL2870の特徴を作例つきで解説【Eマウント用レンズ】
動きやすい被写体

踊りながら笛を吹く子供たち。
一番手前の女の子の瞳を認識し、ピントが合わせられています。

左右に動く被写体でもうまくピントを合わせてくれます。
瞳をロックオン(追従)してくれるので、いちいちピントを合わせなくて済みます。子供撮りにぴったりですね。
とあるストリートで撮影

続いて三人の子供たち。

瞳オートフォーカスは複数人には対応していませんが、顔認識は複数人に対応しています。横一列に並んでいる場合であれば、ピントもしっかり合います。

これぐらい離れた(引いた)位置でも瞳AFが機能してくれます。被写体が動いてしまいやすい子供の撮影にはぴったりの機能と思いました。
他に瞳AFを使って撮影した写真
α7IIIの目玉希望である瞳AFを使って撮影したポートレート写真は、以下の記事で紹介しています。
作例・サンプルとしても参考になるかもしれません。ぜひのぞいてみてください。
関連記事 α7IIIで撮影したポートレート写真をレビュー|作例サンプル
α7IIIで瞳AFを使う設定方法(親指AF)

初期設定の状態では、瞳AFを使えないことがあります。
瞳AFを便利に使うために以下の設定が必要です。
-
MENU→
(撮影設定2)→[
カスタムキー]→希望のキーに[瞳AF]の機能を設定する。
-
人物の顔に本機を向け、[瞳AF]の機能を割り当てたキーを押す。
-
キーを押したままシャッターボタンを押す。
α7IIIで親指AFを設定するには?
一般的にAF-ONかAELボタンに割り当てるのが一般的なようです。
私はAELボタンに「瞳AF」を割り当てました。快適です。いわゆる親指AFというやつですね。
α7IIIで瞳AFを使うときのコツとヒント
以下のときは、[瞳AF]がうまく働かないことがあります。
- 人物の顔を検出できないとき
- メガネ(サングラス)をかけた状態
- 前髪がかかった状態
- 低照度、逆光時
- 目を閉じた状態
- 影がかかった状態
- ピントが大きくずれた状態
- 被写体の動きが大きいとき
α7IIIを使って撮影をしていると段々と苦手な場面、得意な場面をつかめるようになってきます。
この記事で撮影に使ったカメラ・レンズ
ミラーレス一眼カメラ | SONY ILCE-7M3 (α7III) |
レンズ | SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 |
写真加工ソフト | Adobe Photoshop |
写真加工は、色合い・明るさを微調整するためにわずかに使用しました。
α7IIIに関連するブログ記事

α7III関連のブログ記事を以下にわかりやすくまとめました。
購入を検討している方、設定やレンズに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
関連記事 【レビュー】α7IIIユーザーによる設定・レンズのブログ記事まとめ【作例付】
以上、きたむ(wakajps)でした。