【5/6日目】キリマンジャロ登山-体力の限界!泣き出す連れとアフリカ最高点登頂-

キリマンジャロ登山ブログ5日目

南アフリカにいます、きたむ(wakajps)です。

タンザニア・キリマンジャロ登山は4日目(【4/6日目】キリマンジャロ登山-標高による高山病を発症した登頂アタック前夜-)を終え、5日目をむかえた。厳密には4日目の深夜に起床して、夜中の0時(5日目)に出発する流れとなる。

この日はいよいよサミットへ。Barafuキャンプ (4,550m)→Stellaポイント(5,765m)→Uhuruピーク (5,895m)の道のりとなる。6時間かけて頂上へ。そして、そのままUhuruピーク (5895m)⇒Mwekaキャンプ(3100m)へと一気に下る行程。

気温(寒さ)、高度、疲労度合いからして、このキリマンジャロ登山の最大の山場。

起床~出発

20時頃に就寝し、23時に目を覚ます。実質3時間ほどしか寝ていないのに、ぐっすり寝たような気分だった。これまでの日程でよほど疲れが溜まっていたのかもしれない。

朝食をとり、荷物を詰め出発の準備をおこなう。

この日は、高度からして一段と冷えることが予想されていたため、フェイスフルマスクを着用することにした。これまで使っていなかったグローブも着用し、ヒートテックタイツ二枚重ねのフル装備。

ガイドからは、『寒さで電池の消耗が激しくなるから、バッテリー類は暖かいところにしまっておけ』と指示があったので、ジャケットの内側ポケットにデジカメの電池をしまうようにした。

キリマンジャロ登山5日目、登頂アタック開始!

夜中の0時に出発。当たり前だけれど辺りは真っ暗。

砂利道を歩いていくと先にヘッドライトの明かりがたくさん見え始めた。少し先にすでに先行者たちがいることがわかった。富士山ほどの行列ではないが、富士山の8号目からのヘッドライトの渋滞を彷彿とさせた。

あらかじめ予想していたもの、めちゃくちゃ寒い。そして息苦しい。ところどころ大きい岩があり、それを乗り越えるのに想像以上に体力を使う。高所はやはり体力を簡単に奪う。約1時間起きに休憩をとった。風がとても冷たいので、休憩する場所は岩の影を選んだ。

休憩中も油断はできない。

座っていると猛烈な睡魔が襲ってくるようになった。ぐっすり眠ったはずなのに、、と思いつつも、やはり寒さと高所で体が追いつけていないのだろうと感じた。ポーターから『起きろ!!』と声をかけられ起こされる。

しだいに歩行中でも睡魔が襲ってくるようになり、朦朧としながら歩いていた。後から聞いた話では、他のメンバーも同じような状況だったそうだ。

フェイスマスクに息苦しさを感じ始める。フェイスマスクの形状は完全に顔と頭を覆う形となっていて、目と鼻、口だけ小さな穴が空いている。酸素が薄くなってきたのか、息を深く吸ってもフェイスマスクが邪魔をしてうまく吸えない状態に。呼吸が乱れることが続いたため、フェイスマスクは途中で外した。

泣き出す連れ

私は列の二番目に歩いていた。先頭の連れがふらふらしながら歩いているのは朦朧としている私でもよくわかった。途中、何度も倒れこんでいた。これによって、ペースもガクッと落ち始めていた。

連れが『(ペースが落ちてきたので)先にいって。。。!』と言うものの、私もそこまでペースを上げるほどの余裕はなかったため、ゴール付近まで同じペースで歩いた。

連れは、自分のふがいなさを感じているのか、辛さからなのか涙を流しながら歩いていた。

ステラポイントまであと少し

登っても登っても先が見えない。時折、見上げてみると少し先にヘッドライトの明かりが見える。

最低でもあそこまで登らないといけないのか、と頭をよぎり、気が重くなる。もはや一歩一歩が重くなっていた。それでも少しでも体力を使わないようにと、できる限り軸がブレないように意識して歩いた。小幅で呼吸のリズムにあわせて歩くと楽になれた気がした。

そんなことを考えながら歩いていると、ガイドから『あと一時間以内で到着できるぞ!』と声をかけられた。その言葉を信頼し、最後の力を振り絞った。ガイドたちはキリマンジャロキリマンジャロという曲を口ずさんでいる。時折、YOKOHAMA、TOKYO、KUMAMOTOなど日本の地名を織り交ぜてくれたので、合いの手を打った。自分自信を鼓舞できるかと思ったけれど、ただ単に疲れただけだった。

ステラポイントに到着!

やっとの思いで、ステラポイントに到着。実はこのステラポイント、エセ頂上と呼ばれていて、本物の頂上ではない。本当の頂上のウフルピークまでいくには、ここから700mほどさらに歩かなければならない。

とは言ってもここで看板に『Congratulations』の文字が見えたので、記念に写真を撮った。

他のツアー参加者たちは、ハグしたり写真を撮ったり喜びを分かち合っていた。少し休憩し、ウフルピークを目指す。別の戦いに突入した。

いざ、キリマンジャロの頂へ。

すぐにウフルピークに到着できるだろうと歩き始めたものの、強烈な寒さで辛い以外のなにものでもなかった。あたりを見ると日が昇り始めている。日が昇れば暖かくなるだろうと、早く日が昇ることをひたすら心の中で懇願していた。

途中、ウフルピークから引き返してくるツアー参加者たちとすれ違った。『あともう少しだよ!』と声をかけられるが一向にその姿を見せない。鼻水も凍り始めている。

振り返ってみればキリマンジャロ登山の中で、ここが最大の難関だった。

最後の力を振り絞り、頂を目指す。

アフリカ大陸最高地点ウフルピークに到着

ステラポイントからおよそ40分ほど歩いただろうか。最高地点を示す看板が見え始めた。

ツアー参加者たちが嬉しそうに写真を撮っている。その様子を見て、そうか、ここが最高地点なんだなと思い出した。

そして、ついにウフルピークへ。アフリカ最高地点に到着した。正直なところ、実感はまだない。

寒さのあまり、一刻も早く下に降りたかった。だが、ここまで来て写真を撮らないわけにはいかない。

背負っていたリュックからミラーレスカメラを取りだそうも、手がかじかんで中々チャックが開けられない。見かねたガイドが素手で開けてくれた。このために…!と持ってきた日本国旗も、あわせて取り出してもらった。

看板の前に立ち、日本国旗を掲げた。ついにこの時がやってきたのだ。

4人のうち1人は、体調不良によりペースが大幅に遅れてしまっていたため、写真は3人で撮ることになったが、その1人も遅れながらも無事に登頂し写真を撮ることができた。

登頂した喜びを噛み締めた。だが、心の中は喜びよりも早く下りたい、という気持ちが勝っていた。

Mwekaキャンプまで一気に下る

最高点であるウフルピークに滞在していたのは、ものの10分程度。時刻はすでに朝の7時。

ここまで来たらあとは折り返し。ウフルピーク(5,895m)から1,500mほど下ったところで休憩(仮眠)し、この日のうちにムウェカキャンプサイト(3,100m)まで一気に下る。

下りのほうがペースが速いけれど、膝に負担がかかった。地面は砂利で滑りやすく何度も転倒しかけた。

途中でとったお昼寝は、とても気持ちが良かった。死んだように寝ていた、と思う。10時間近く歩いているのだからそれもそのはず。それでも実際に寝ていたのは、1時間程度だった。

そして、ムウェカキャンプサイトを再び目指す。

標高が下がることにより体が軽くなり、徐々に元気を取り戻した。4人中2人は、体調不良と格闘していたため別行動。それぞれガイドが付いてくれた。


2時間ほどかけて、目的地のムウェカキャンプサイトに到着。山頂からは合計4時間ほどかかった。

夕食までのんびりと過ごし、キリマンジャロ最後の夕食を済ませる。この時には食欲は回復していた。(同じような食事には飽きていたけれども。)

最後の食事と考えると少し寂しく感じた。

いよいよ明日は、モシ市内まで下山する。この登山ももう少しで終わりだ。

 

最終日6日目(翌日)の登山記ブログは以下の記事からどうぞ。

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きたむ
アフリカではたらくフリースタイルジャパニーズ |三度の飯と写真|87年生の伊豆下田育ち→大学職員人事→ 南ア現地NGOでICT・マイクロファイナンスを軸に活動中|キリマンジャロ登頂|スマホ歴12年|旅行14カ国|仕事7カ国|<プロフィール詳細>

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